出版社内容情報
自然や生き物をモチーフにやさしく描いた童話詩人、宮沢賢治の素顔に迫る伝記まんが
<シリーズ説明>政治家、武将、科学者、まんが家など、知っておきたい日本と世界の人物をまんがと解説で紹介。貴重な資料をもとに、綿密な時代考証で裏うちし、それぞれの輝かしい生涯をシナリオライターとまんが家の共同作業で忠実に再現しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
86
図書館本 銀河鉄道の父でも描写されていた賢治の病気が看病していた父に伝染してしまう話がのっていました。有名なエピソードなのですね。 春と修羅…。売れなかったのですね。両親も言っていましたが「宮沢賢治は生まれる時代が早すぎた」と…。 農業のための肥料や土の研究もこのころ行われていたのですね。彼らの努力のおかげで今の農業・ガーデニングの技術があるわけですね。いや…、土づくりって難しい。2022/03/30
☆ぴよこ☆ 「クリスマスに絵本を贈ろう・絵本を読もう」「【読メ絵本部】」
19
中学校の図書室で。これって小学生向け?と思いながら読んだ。言葉の説明もあるし、わかりやすいマンガ。このシリーズの本を手にする子、結構いるみたい。 賢治のことがすごくよくわかった。もう少し宮沢賢治の作品を読みたくなった。2013/10/18
りるふぃー
16
畑山博さんの解説に、賢治の作品は『よくある失恋とか、都会暮らしのゆううつさとかを書いたものではありません』とあるが、たしかに、この時代の作家の誰にも似ていない。賢治さんの時代どころか、現代でさえ、見当たらない。まさに完全オリジナルの、唯一無二の才能。宮沢賢治という人物自体の個性が突き抜けている。2021/11/30
深田水松
11
宮沢賢治の一生についての伝記漫画です。妹とのエピソードなども描かれています。名作文庫を読む前に読むと理解が深まります。
えすてい
8
2019年12月7日放送NHK「ブラタモリ 花巻」。銀河鉄道の夜のモデルは岩手軽便鉄道だというのが「定説」として数多の宮沢賢治伝記で述べられているが、ブラタモリでは花巻電鉄がモデルだと放映されていた。勿論、この伝記でも花巻電鉄に関しては一言も述べられず。当時、「鉄道」といえば汽車であり、花巻電鉄が東北初の電車であっても短距離輸送ののりものとしか顧みられなかったのかな。花巻電鉄は鉛温泉・花巻温泉に向かう電車だったのにね。2019/12/09