出版社内容情報
詩や音楽にも造詣が深い宇宙物理学者が余命を宣告されて……。がんになったからわかったこと、いのち、人生の意味について語る。
佐治晴夫[サジハルオ]
理学博士、宇宙物理学者、理論物理学者
内容説明
「ぼくたちは、壮大な宇宙絵巻のひとかけらとして、今、旅の途中なのです」。がんになったからわかったこと、いのち、人生の意味について語る。
目次
1 生きるということ
2 いのちが尽きるということ
3 愛するということ
4 病気になってわかるということ
5 宇宙を知るということ
6 育てるということ
7 伝えるということ
8 この世界の不思議ということ
9 自分とは何かということ
著者等紹介
佐治晴夫[サジハルオ]
1935年、東京都生まれ。理論物理学者。理学博士。日本文藝家協会会員。大阪音楽大学大学院客員教授。鈴鹿短期大学名誉学長。丘のまち・美瑛・美宙(MISORA)天文台台長。東京大学物性研究所、玉川大学教授、県立宮城大学教授などを経て、2004年から2013年まで鈴鹿短期大学学長を務める。NASAとの共同研究のかたわら、ボイジャー計画に関与。松下技研の主幹研究員として、数々のヒット商品を生み出した。宇宙航空研究機構(JAXA)の宇宙連詩編纂委員会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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春が来た
24
1ヶ月ほど前から ぐるぐるとしていた事。もう解消はされたけど。ぐるぐるの相手は学校の先生。というか学校でした。私が思った事を伝えたところ、いまひとつ納得のいかない応えと伝えたかったのはそこじゃないよ、という次の日の対応。私と息子「そうじゃないよね」と笑った。「そういう事もあるって分かったし、自分がやらなきゃいいだけだから もういいよ」と明るい声でいう。『 子どもから変えるほうが早いですね』うん、早かったね。子どもの方が。博士の話す「育てるということ」への興味。さらさらと読めて小さなヒントをもらった。2018/12/08
まめこ
14
理論物理学者、理学博士で宇宙創生理論「ゆらぎ」研究の第一人者、佐治晴夫さんが書かれた本です。専門的なので難しい言葉はなくとても優しい文章で読みやすかったです。【いのちあるものは、みんなみんな星のかけら。ぼくたちは、みんな星の子どもなんです。】という一節が出てくるのですが詩的だけれどポエムではなく、いのちあるものの主成分は、人も植物も動物も炭素であり、死によって宇宙にばらまかれた星のかけらからできているという物理学的にみた現実。人の一生は宇宙からしたらとんでもなく短いけれど、確かに存在して命が尽きればまた→2020/05/18
りるふぃー
10
宇宙もこころも、繋がっている。物理学者でも堅苦しくなく、女性や子どもにもわかりやすい語り口で、ロマンチストな佐治先生が好きです。全冊読みたくなっています。パイプオルガンやピアノが趣味というのも素敵すぎる。2023/12/04
ゆめやす
4
見開き2ページでまとまっていて、どこを見ても気づきを得られる様な本だと思いました。2016/11/03
ブロッコリー
2
図書館。 心に残った言葉「チャンスは待っていてもこない。何かあった時、気づくかどうか」 いつも心のアンテナを張り巡らせて、自分で知識を蓄えておくことが、 色々な物事を考える時に 大切なのだなと思う。2016/11/26
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