田村俊子の世界―作品と言説空間の変容

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  • サイズ B6判/ページ数 337p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882029564
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

男性中心社会に抗う女性の自我を描いた作品を次々に発表し、明治・大正・昭和にかけて文壇の寵児となった田村俊子の知られざる歴史を作品の流れにそって明かす批評集。

内容説明

時代に抗う表現者のメッセージを丁寧に読みとる作品論!明治・大正・昭和を生き、男性中心社会に抗う女性の自我を描いた作品を次々に発表した複数の名前を持つ作家。

目次

序論 複数の名前を持つ作家
第1部 佐藤露英から町田とし子へ(お君の「表部」―佐藤露英『露分衣』論;言文一致体への移行―佐藤露英『袖頭巾』に至るまで ほか)
第2部 田村俊子の誕生(女性言説の萌芽―『生血』論;自分自身の力の獲得―『木乃伊の口紅』論 ほか)
第3部 身体・空間・性(少女の“性”―『枸杞の実の誘惑』論;都市下層階級の女性たち―『蛇』『圧迫』論 ほか)
総論 田村俊子その言説空間の変容

著者等紹介

山崎真紀子[ヤマサキマキコ]
東京都生まれ。専修大学文学部国文科卒業。1998年専修大学大学院文学研究科博士後期課程修了(文学博士)。法政大学、駒沢大学、専修大学の非常勤講師などを経て、2003年4月より札幌大学法学部助教授(日本近現代文学)。日本近代文学会会員
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