• ポイントキャンペーン

白い街へ―リスボン、路の果てるところ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882027348
  • NDC分類 293.69
  • Cコード C0026

出版社内容情報

ペソア、タブッキ、ヴェンダース、ベンヤミンなど数多くのアーティストを惹きつけ、クリエイティヴィティを刺激し続ける白い街、リスボン。エレクトリコ(市電)のブレーキ音、オレンジのナトリウムランプ、サンタ・ジュスタのエレヴェータ、アルファマの細い路地、そして1杯のジンジーニャ……。異分野の表現者とリスボンを重ね合わせ、同時代のポルトガルをみつめる文化紀行。写真多数。

*本書に登場するリスボンに魅せられたアーティストたち* 

フェルナンド・ペソア[ポルトガルを代表する詩人]
アラン・タネール[スイス人監督]
アントニオ・タブッキ[イタリア人作家]
カエターノ・ヴェローゾ[ブラジル人ミュージシャン]
ルイス・ロウロ[ポルトガルのコミック作家]
イリヤ・カバコフ[ウクライナ生まれのアーティスト]
ヴィム・ヴェンダース
マドレデウス
アルヴァロ・シザ[ポルトガル人建築家]
ヴァルター・ベンヤミンほか

内容説明

白く輝く街、リスボンに魅せられたアーティストたち―ペソア、タブッキ、ヴェンダース、ベンヤミン、カエターノ・ヴェローゾ、アルヴァロ・シザ…異分野の表現者とリスボンを重ね合わせる文化紀行。

目次

1 影たちの気配のなかで―フェルナンド・ペソアとその異名たち
2 寄る辺なさへ―アラン・タネール、あるいはポールという空白
3 誰のものでもない白い街―アントニオ・タブッキの不安、あるいは異名という引力圏
4 コラソン・ヴァガボンド―カエターノ・ヴェローゾ、漂泊する心
5 屋根の上の自転車乗り―ルイス・ロウロ、リスボンの神経質と破天荒
6 キッチンの喧騒―イリヤ・カバコフのポリフォニーとディアスポラ
7 暗い光、明るい影―ヴェンダース、マドレデウス、そして…
8 頭のない十字架―アルヴァロ・シザ・ヴィエイラという人間主義
9 路の果てるところ…―ヴァルター・ベンヤミンのリスボン
10 帰路につけないもののために…―あるいは、世界のどうしようもない寄る辺なさのために

著者等紹介

杉田敦[スギタアツシ]
批評家。1957年生まれ。名古屋大学理学部物理学科卒業。アートとテクノロジーおよび哲学との関係を論じる。大学、専門学校などで、今日の表現の在り方を模索する「現代美学」を講義
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。