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出版社内容情報
五木寛之氏絶賛――1968年夏、寺山修司の『家出のすすめ』に触発されて青森駅から夜汽車に乗った東北出身のゲジゲジ眉毛のフォーク・シンガーが、中津川フォーク・ジャンボリーで衝撃のデビューをしてから30年。芸能界の荒波のなかで、音楽の深い闇を見つめ続けた絶叫人生を綴る感動の自伝。
●目次から
1968年、夏の日の上京
モヒカン刈りの新聞配達人
飯場で生まれた『夢は夜ひらく』
画期的なライブハウス、渋谷「ステーション70』
中村八大の曲でデビュー
フォークの神様、岡林信康の挫折
『新・仁義なき戦い』に出演
東映「ピラニア軍団」との出会い
すべての文学は音楽である
井上忠夫の曲で再デビュー
五木寛之氏の実弟の死
「音」が言葉を越える瞬間
ギター探しの旅
音楽情報番組とディレクターの死
ロックは哲学だ
音楽生活30周年の『三上寛ボックス』
寺山修司のこと
三上寛ディスコグラフィー
内容説明
縄文の荒ぶる魂と情とを一語に託する表現者の、思索と、感傷と、人間への愛が行間から立ちのぼってくる自伝。六〇年代から九〇年代を縦断し、自己表現と菩薩行との間を激しくスイングするまれびとの心が、赤裸々に刻まれている。
目次
1 東京へ行こう…
2 飯場で生まれた『夢は夜ひらく』
3 日本で最もラジカルなフォークシンガーの誕生
4 宝物をつかんだ頃
5 七〇年代との別れ
6 音楽の深い闇に生きる
7 ライブハウスとツアーの八〇年代
8 バブルなんて知らねえ