内容説明
吉備高原都市、チボリ公園、岡山空港、苫田ダム、児島湖流域下水道…。二十四年にわたって県政を率いた長野氏は、何を考え、何をやろうとし、そして何をやったのか―。本人自らが反省や悩みをまじえて率直に語ったオーラルヒストリー。
目次
「全学連知事」と言われて―自民現職と大勝負
基本理念は「人間尊重・福祉優先」―長野県政スタート
降って湧いた多くの問題―積年の懸案解決も
中国・四国全域をにらんで―広域交通網の整備
逆転の発想で構想―吉備高原都市の建設
若手職員のアイデア生かす―情報化時代への備え
世界に開かれた岡山へ―国際化への対応
重い決断―議論の嵐の中で
地域の歴史・文化への想い―ナショナルトラスト県版も
厄介だった公害・産廃問題―後始末と環境保全
支え合う福祉―地域福祉システム
瀬戸大橋時代と産業振興―交通利便性を生かす
難しかった農業分野―成果へ悪戦苦闘の連続
ハード事業にも文化的視点―流域下水道には反省も
「全人教育」の試み―公設民営で全寮制高校
多方面の協力に感謝―振り返って