内容説明
森のお医者さんは、日本で、はじめての、野生動物のお医者さんです。大きく育てるだけなら、かんたん。でも、心もからだもきずついた動物を、ふたたび野生にもどすのは、とても、たいへん。小さな命をすくうために、きょうも、森の病院は大さわぎです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rinrin
1
バンビがかわいすぎる。でも、大きくなると事前にかえれないというのはかわいそうなのかも。ずっと一緒、がいいとは限らないことに少なからずショック。2017/10/06
まみっち
1
図書館で読みました。2012/07/25
ビシャカナ
0
北海道の山中で獣医師を行う傍ら、野生動物の保護をする著者。勘違いから持ち込まれたエゾジカの子供を育てることになり、試行錯誤ながらも愛情を持って育てるが、子ジカは野生を忘れて人間ように振る舞うようなり野生に返せなくなった。人間がよかれと思って動物にやったことがよくない結果になった例だ。かつてエゾジカは乱獲されて缶詰にされ、さらに大雪で減少、絶滅も危ぶまれたが、その後は増加の一途で害獣ともなり、人間とエゾジカの関係も模索されている。2022/10/31