内容説明
本書は、既刊の姉妹書となる『ナムカラタンノーの世界』で扱った「大悲呪」と、追って刊行される「開甘露門」以外の陀羅尼、「楞厳呪」「仏頂尊勝陀羅尼」「消災呪」「卻瘟神呪」を網羅し、各経典に口語訳、解題、訳注を施したものである。禅宗僧侶には無論のこと、仏教をもう一歩深く学びたい人々には必ずや安穏への秘鍵となるはずであろう。
目次
解説(禅宗におけるお経の誦み方;なぜ禅宗で陀羅尼を唱えるのか)
訳注(「楞厳呪」の経典―修行の完成を目指して;「仏頂尊勝陀羅尼」の経典―悪道からの回避;「消災呪」の経典―星への祈り;「卻瘟神呪」の経典―伝染病の魔除け)
付録(禅宗(臨済・曹洞・黄檗)の経典・陀羅尼の誦み方
禅宗陀羅尼の拍数)
著者等紹介
野口善敬[ノグチゼンケイ]
昭和29年(1954)、福岡市生まれ。昭和54年(1979)、九州大学大学院修士課程修了。平成17年(2005)、博士(文学)東洋大学。現在、臨済宗妙心寺派長性寺住職、東洋大学東洋学研究所客員研究員、福岡女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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