朝日新書<br> 正義の政治経済学

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朝日新書
正義の政治経済学

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022951199
  • NDC分類 331.04
  • Cコード C0236

出版社内容情報

正義無くして、利益も無し。21世紀の課題は、市場経済だけでは解決できない。 資本主義と民主主義を歴史から問い直す、経済学者と政治家の実践知!〈経済学は誕生の経緯からして人類救済の学問である。21世紀は「正義の政治経済学」が必要となる〉――水野和夫 〈資本主義や民主主義の暴走は、「足るを知る」ことの対極にある、「自分さえ良ければいい」という心持ちから生じるのではないか〉――古川元久◎目次よりはじめに・・・古川元久 【第一章】歴史から問い直す グローバリゼーションと資本の暴走/〈雇用の調整弁〉としての派遣制度/ゼロサム競争の限界を知る/成長教を捨て、〈サステナブル〉な社会を etc. 【第二章】資本主義を問い直す 「令和の小日本主義」を考える/「居住面積倍増計画」と地方分散型社会/今こそ金融取引税の導入を/コロナバブルを乗り切るために etc. 【第三章】民主主義を問い直す イデオロギーを超えて思考する/民主主義国家の〈正義〉と〈コモン〉/民主主義における多様性/「定常社会」の〈幸せ〉を見つめ直す etc. おわりに ・・・ 水野和夫

内容説明

正義無くして、利益も無し。なぜ、「政治経済学」が今こそ必要なのか?コロナ禍で明らかになった新自由主義と成長政策の限界。21世紀の課題は、市場経済だけでは解決できない―。パンデミックが白日のもとに晒した未来地図の航路は、道徳、倫理、法律、そして歴史を礎とする政治経済学こそが針路となる。資本主義を問い直し、民主主義を問い直す。アウグスティヌスからグレーバーまで、社会を生き抜く実践知がここに!

目次

はじめに―暴走する資本主義・民主主義
第1章 歴史から問い直す(愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ;テクノロジーの進化による“退化”;グローバリゼーションと資本の暴走 ほか)
第2章 資本主義を問い直す(社会の“レジリエンス”を育てる;「令和の小日本主義」を考える;バブルという名のブロック経済 ほか)
第3章 民主主義を問い直す(イデオロギーを超えて思考する;吸い上げられる富、転嫁される罪;民主主義国家の“正義”と“コモン” ほか)
おわりに―正義とはすべての人の救済である

著者等紹介

水野和夫[ミズノカズオ]
1953年、愛知県生まれ。法政大学教授、博士(経済学)。77年、早稲田大学政治経済学部卒業。埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程修了。三菱UFJ証券チーフエコノミスト、内閣官房内閣審議官などを経て現職。著書多数

古川元久[フルカワモトヒサ]
1965年、愛知県生まれ。88年、東京大学法学部卒業後、大蔵省(現・財務省)入省。米国コロンビア大学大学院留学。94年、大蔵省退官。96年、衆議院議員選挙初当選。以降8期連続当選(愛知二区)。内閣官房副長官、国家戦略担当大臣、経済財政政策担当大臣、科学技術政策担当大臣、宇宙政策担当大臣などを歴任。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

76
新自由主義の弊害に対する危機意識は全く同感である。成長神話に対する懐疑も納得だが、水野さんが、グローバリゼーションが間違っていると指摘されていることは驚きだ。日本人は「江戸時代が良かった(鎖国、平和、安定した身分制、分散分権型)」という郷愁に浸りがちだが、そんな議論に近付いていく危うささえ感じる。二人の対談では、シェイクスピア、アウグスティヌス、キケロ、ビスマルクなどの言葉が飛び交い、議論を深くする。あとがきに「「古典」を読まないままに権力の座についた政治家は、…ピント外れの発言をする」とあるが、御意。2021/06/27

naoto

2
関心あるテーマ政治経済✕民主党政権時に要職を務めた古川元久さんということで、手に取ったのが本書。 水野和夫さんとの対談で構成されており、手軽に読める一方、なんとなく軽さが出てしまっていたのが残念。 出版されたのがcovid-19真っ只中の2021.3ということで、コロナを踏まえた話の展開は目新しさもあったが、なんとなく夢想的で、言いっ放し、という印象も受けた。 愛知県選出の民主系の古川さんも大塚さんも思想面や政治哲学において素晴らしいリーダーだと感じるので、なんとか国政をリードする立場になって欲しい。2022/12/21

Go Extreme

2
暴走する資本主義・民主主義:足るを知る 故郷に帰ろう 歴史から問い直す:愚者は経験・賢者は歴史から学ぶ  テクノロジー進化 グローバリゼーションと資本の暴走 自由競争 雇用の調整弁 サステナブル 資本主義を問い直す:社会のレジリエンス 令和の小日本主義  バブルという名のブロック経済 ジャスト・イン・ケース 民主主義を問い直す:イデオロギーを超えて思考 吸い上げられる富・転嫁される罪 民主主義国家“正義とコモン 正義とはすべての人の救済である:正義が退くと歴史の危機が顔を出す 明日のことなど心配しない社会2021/04/04

ぱでぃんとん

1
新自由主義が暴走してて止めなければいけないのはわかってるんだけど、何に変えたらいいかはわからない。そんな現状がよく理解できた。個人の責任ばかりが追及される風潮の中で、正義に基づいた政策を行うのは難しそう。個人の自由を守りすぎると、国として国民を守るのが逆に難しくなるんだな…と感じた。これからの時代、社会主義的な考えがまた復活して広がっていきそう。2022/12/17

チバ

1
色々勉強になった。企業に勤めているとこのような考え方は許されないことが多いので足るを知る等共感出来ることが多かった。あまり勝手な事をすると自然界に怒られそうだ。便利を追求しすぎるのも却って人間の退化への道のような気がしてならない。便利に出来る技術は体の不自由な方やお年寄りに還元されればよいのだが、色々なものが発達してそれらの方をどんどん困らせているだけのような気がしてならない。機械化されたしわ寄せで雇用を失う人もいる。不幸になるためにどんどん便利にして何がしたいのだろう。程々で止めるべきだ。2021/10/08

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