内容説明
今日のフリー・ウエイトやマシーンを用いた筋力トレーニング、すなわち近代ウエイト・トレーニングは19世紀後半になって発展のはずみがついた、といってよい。東プロシア生まれのユージン・サンドウがそれの起爆力になったといわれている。その後、時代の変遷と共にいろいろなトレーニング法が開発されていった。とくに第2次世界大戦後になっての発達には目をみはるものがある。サンドウの時代から数えて、すでに100年という歳月を数えた。ここらで筋力トレーニング法の変遷を1冊の本にまとめていみるのも無意味なことではあるまい。筆者はこのように考えて、本書が誕生することになった。
目次
第1章 近代ウエイト・トレーニングの始まり(20世紀以前のトレーニング;20世紀初頭のトレーニング;1930~45年頃までのトレーニング)
第2章 高負荷低回数制のトレーニング(高負荷・低回数制のトレーニング;ホーリデイ流トレーニング;ウェイトリフティング選手たちのトレーニング法)
第3章 ウエイト・トレーニングの発展期(ウィーダー式トレーニング法;リハビリテーションの分野でも発展;科学的メスが加えられる;各種トレーニング法が誕生;ハイ・プロテインの登場;パワー・トレーニングを開発)
第4章 サーキット・トレーニングとアイソメトリックス(トレーニングマシーンの登場;サーキット・トレーニング;静的筋力トレーニング)
第5章 ウエイト・トレーニングの定着期(1960年代のトレーニング;1970年代のトレーニング;1980年代のトレーニング)