内容説明
フランスへの「片想い」から、やっと「両思い」の関係になりつつある二つの国。しかし両国に根付いている文化や気質的相違は常に屹立している。「幻想」と「虚像」と「実像」の混沌的現状を、ミラボー橋のたもとから半世紀にわたり見続けてきた著者が分かり易く浮き彫りにする。フランスを知ることで日本が見えてくる「比較文化論」。
目次
1 体感、フランス生活
2 フランス人の心象風景
3 フランス国勢図会
4 フランス文化についての省察
5 日仏の接点と交わり
6 ある日本人のフランス奮闘記・他国の軒先を借りて
7 閑話休題・日本人、フランス人こぼれ話
8 フランスの一年・生活歳時記
9 省察・異国に棲むと云うこと
著者等紹介
近藤忠彦[コンドウタダヒコ]
1945年東京生まれ。1968年慶応大学仏文科在学中に渡仏、2010年まで在仏。専門の近代・幕末明治期の人物、文化、経済交流に関する講演活動と、仏政府公益法人日欧交流協会事務局長として、文化・経済・医療・スポーツ等の交流活動を多数手掛ける。イベントプロデューサーとして日仏国家行事「フランスにおける日本年」を始め数多くの両国の交流行事を制作。「NHKラジオ深夜便」のレポーターとして15年間、フランスから報道を行う。国際、欧州、全日本のなぎなた連盟会長副会長等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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