著者等紹介
おおたにみな[オオタニミナ]
東京都生まれ。慶応義塾大学文学部卒業、同大学院博士課程単位取得満期退学。文学修士。19世紀ドイツ文学を研究。青山学院女子短期大学、慶応義塾大学、非常勤講師
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
9
作者の魅力は、必要以上の罰と唐突に終わるストーリーにある。その意味で「甘いもの」が一番味わい深い作品だった。ハンス君、この出来事がトラウマになったことは間違いない。生きていればの話だが。2019/11/14
spica
6
19世紀の作家さんなんですね。確かに絵が古典的で綺麗です。天上で天使たちが、日曜日を迎えるために土曜日に一生けん命掃除をするお話が素敵。雲のざぶとんとに継はぎをあてたり、ミルキーウェイにはたっぷりとミルクを注いだり、朝焼けと夕焼けを絵具で描いていたり。心あたたまる面白い話というよりは教訓的なものを柔らかく優しい言葉と美しい絵で表してるものが多いように感じました。2010/02/24
のん@絵本童話専門
1
玄孫さんがあとがきに書いている「自分の絵本の中で生きる助けを与えようとし、医者、精神療法医としての実際の経験を生かしている」「優しい気持ちから出た警告が独特の調子で絵や詩に置き換えられていても、いくつかのお話の中でホフマンが愛情をこめて人差し指をぴんと立て戒めていることに気付く」という視点が面白く、ホフマンさんはただブラックなのではなく、教訓を極端にユーモアめかして描いているのだなあと気付きました。確かに子どもに怒る時とか、極端に脅迫めかしたこと言っちゃうのが親の常よねえ~。そんな感じ。コメント欄に続く➡2021/11/01
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