感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月をみるもの
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もとが専門誌の論文だったせいか、読者に相応の知識があることが前提とされており(e.g. 住宅の建材の機能とか名称とかについてまったくなんの説明もないため、いちいちググらないと先にすすまない)なかなかの読みにくさ。それでも現在の国内林業がどんな問題を抱えており、それがコロナ下でのウッドショックにどうつながっているのかを理解するためには、必読の書といえよう。持続可能な林業を可能とするサブライチェーンマネジメントというのは、いわば「資本主義にうちこまれた社会主義の楔」なのだと実感できる。2024/07/13
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