内容説明
校庭をはじめ、周辺で見られるセンタイ類と地衣類を対象にした。とくに関東地方以西の低地など丘陵帯に見られる種類を中心に取り上げた。
目次
コケを見つける(コケとは?蘚苔類(コケ植物)
地衣類 ほか)
校庭のコケ190種(センタイ類;地衣類)
コケを調べる(コケの生活を調べる;センタイ類の顕微鏡観察;地衣類の顕微鏡観察 ほか)
著者等紹介
中村俊彦[ナカムラトシヒコ]
1954年福岡県に生まれる。現在、千葉県立中央博物館生態・環境研究部長。農学博士。千葉大学大学院客員助教授。自然環境の保全や復元の研究にあたっている。専門は植物群落の遷移とセンタイ類の生態
古木達郎[フルキタツオ]
1957年東京都に生まれる。現在、千葉県立中央博物館上席研究員。理学博士。センタイ類とくにタイ類の分類学的な研究を専門とし、日本でもまだ解明されていない問題点があることを力説している
原田浩[ハラダヒロシ]
1960年静岡県に生まれる。現在、千葉県立中央博物館上席研究員。理学博士。地衣類の分類学的研究とならび、地域の地衣類調査に力を入れている。日本地衣学会編集委員長として学会誌「Lichenology」を創刊し、編集に当たっている
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感想・レビュー
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おおた
10
苔分類のハンドブックは現在流通しているのが10冊程度で、本書は細かい種類かつ低地に生える蘚苔類ならびに地衣類をフォローしている。文字通り「校庭」のような人の手が入らないような場所に生える苔を紹介しており、関東近辺で苔を見ようとする人には必須アイテムの一つ。でももうおっさんだから校庭には入れないこの悲しみ。子どもにはまったく興味がないので、各学校で苔パスポートをつくっておっさんでも校庭に入れるようにしていただきたい。中でもツノゴケは山よりも低地を好むようなので、校庭でない校庭のような場所を探すしかないのだ。2016/02/28
Misaki
1
校庭でのコケ観察の実例があって、なかなか実践的。載っている種類数もそれなりにあるので、その辺でちょっと調べるにはちょうどいいかな。個人的には地衣類はコケじゃないだろ、って思っているけど、コンクリートのオレンジ色の染みを見て、「ダイダイゴケの仲間だ!」って思ってしまった自分発見。☆☆☆☆★2016/04/01
ヤギアキラ
0
《市立図書館にて借用》2017/03/21
海-umi-
0
苔萌え2011/10/25
とも
0
コケかわいいな2011/07/22