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出版社内容情報
1945年マンハッタン計画(核兵器開発計画)の医師たちはプルトニウムの人体への影響を調査するため、人体へのプルトニウム注射を開始する。この恐るべき人体実験の被験者には4歳の少年も含まれ、かれらは「治療のため」と医師達にだまされてプルトニウムを注射され、自分の体のなかに「プルトニウム」が存在する事を知らずに死んでいった。医師たちの人体実験は、ヒロシマ・ナガサキ・終戦・ビキニ環礁ののちもとどまるところを知らず、被験者も少年院の少年たちや数多くの妊婦たちへと移っていく…… 狂気の人体実験の実態を暴き、現代の核・原子力医療問題を問う衝撃のノンフィクション。上巻。
【目次】
【目次】
第一部 「産物」
第一章 プルトニウムは酸の味
第二章 カリフォルニア大学・放射線研究所
第三章 シカゴ大学・冶金学研究所、一九四二年
第四章 許容線量
第五章 マンハッタン計画始まる
第六章 顔を見せたプルトニウム
第七章 人体実験の立案
第八章 エブ・ケイド
第九章 ではお次――アーサーとアルバート
第一〇章 トリニティ実験
第一一章 小さな太陽
第一二章 仕事は続く
第一三章 ロチェスターの流れ作業
第一四章 誤診された主婦
第一五章 量をふやせ――シカゴ
第一六章 最後の三本――戦後のバークレー
第二部 核のユートピア
第一七章 十字路にて
第一八章 来る人 去る人
第一九章 原子力委員会(AEC)の隠蔽工作
第二〇章 嘘をつけるほどの愛国者――シールズ・ウォーレン
第二一章 金の亡者と神様と
第二二章 ナシュヴィルの妊婦たち
第二三章 ファーノルド校の少年たち
索引
内容説明
「プルトニウムの人体投与」…名だたる医師や科学者が犯した今世紀最大の罪。同意も説明もなく実験台にされた数千のアメリカ国民。ヒロシマ・ナガサキの原爆投下…被害者は日本だけではなかった。
目次
第1部 「産物」(プルトニウムは酸の味;カリフォルニア大学・放射線研究所;シカゴ大学・冶金学研究所、1942年;許容線量 ほか)
第2部 核のユートピア(十字路にて;来る人 去る人;原子力委員会(AEC)の隠蔽工作
嘘をつけるほどの愛国者―シールズ・ウォーレン ほか)
感想・レビュー
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