ドイル傑作選〈2〉ホラー・SF篇

ドイル傑作選〈2〉ホラー・SF篇

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  • サイズ B6判/ページ数 370p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784881357392
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

高空の怪物、極地の幻影、甦るミイラ―
天才物語作家の真骨頂。

怪奇と空想の物語

名探偵シャーロック・ホームズ・シリーズで知られる作家アーサー・コナン・ドイルは、超自然的恐怖を描いても一流の書き手であり、多くの怪奇小説の傑作を残している。同時に『ロスと・ワールド』『毒ガス帯』などの古典的名作をものしたSF草創期の巨人でもあった。
天性のストーリー・テラー、ドイルの多彩なジャンルにまたがる傑作短篇を集めた決定版選集、第2巻は、高空飛行に挑んだパイロットが遭遇する怪物たちの世界「大空の恐怖」、古代エジプトのミイラが甦る怪奇譚「競売ナンバー二四九」、数世紀を経た呪いが惨劇を引き起こす「銀の斧」(本邦初訳)など、恐怖小説の名篇に、天才科学者チャレンジャー教授が大活躍するSF「地球の悲鳴」「分解機」、潜水艦の脅威を警告したシミュレーション戦争小説「危険!」、さらにドイル自身の心霊術・神秘主義への傾倒をうかがわせる降霊綺譚「火あそび」、古代と現代が数千年の時を超えて交錯する「ヴェールの向こう」、愛する男を取り殺す<宿命の女>を描いて強烈な印象を残す「ジョン・バリントン・カウルズ」など、全14篇を収録。

収録作品

恐怖の物語―
大空の恐怖(原題:The Horror of the Heights)
樽工場の怪(The Fiend of the Cooperage)
北極星号の船長(The Captain of the Polestar)
競売ナンバー二四九(Lot No.249)
銀の斧(The Silver Hatchet)

科学と空想の物語―
地球の悲鳴(When the World Screamed)
分解機(The Disintegration Machine)
ロスアミゴスの大失策(The Los Amigos Fiasco)
危険!(Danger!)

神秘の物語―
火あそび(Playing with Fire)
いかにしてそれは起こったか(How It Happened)
ヴェールの向こう(Through the Veil)
トトの指輪(The Ring of Thoth)
ジョン・バリントン・カウルズ(John Barrington Cowles)

言葉では言い尽くせぬ不思議な胸の高鳴り、登場人物と息がふれ合うような物語との一体感―ドイルの小説はいつ読んでもみずみずしい。この世に読書の愉しみがある限り、ドイルはいつまでも読み継がれるだろう。
ホームズと並ぶ人気キャラ、チャレンジャー教授の奇想天外・抱腹絶倒の活躍譚を始めとして、目眩く「怪奇」と「驚異」の物語を集めた本書は、ドイルの多彩な話術の才を堪能できる永久保存版アンソロジーである。
―法月綸太郎

内容説明

高空の怪物、極地の幻影、甦るミイラ―天才物語作家の真骨頂。ホームズと並ぶ人気キャラ、チャレンジャー教授の奇想天外・抱腹絶倒の活躍譚を始めとして、目眩く「怪奇」と「驚異」の物語を集めた、ドイルの多彩な話術の才を堪能できる永久保存版アンソロジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

5
「小生のような天下一品の頭脳の持ち主のほうが、小手先の知識をむやみやたらとひけらかす偏狭な有象無象よりはるかに的確で幅広い見識を持っている。」と自慢から始まり、貴殿のピアレス(=Peerless、比類ない)という名前が目に留まったから「他の予定を全部キャンセルして是非面接に来い」 と勝手に日時を指定して呼びつける。更に内容については明かせないと断っておき、「家内は奇麗好きだからな」ととどめ。彼は言っただけの結果をちゃんと出すから、誰も反論できない。チャレンジャー氏が歩くと不思議な事態にやたら遭遇。2006/04/24

ext3

1
「大空の恐怖」ちょっと有り得ないけどなかなか面白かった2000/02/18

氷沼

0
再読した際にコメントます。

Mint

0
名探偵コナンを観ていて...なんとなく手に取ってみました。推理小説というよりは、超自然現象という方がしっくり来ると思いました。この中では、銀の斧と競売ナンバー249が特に気に入りました。ただ個人的には、概して結末が腑に落ちないものが多く感じました。それが逆に未知の世界を印象付けることにもなるのですが、話によっては、あれだけ話を広げておちは?と拍子抜けするものがいくつか。2024/05/16

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