マツボックリが笑う日

  • ポイントキャンペーン

マツボックリが笑う日

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 177p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784881355794
  • NDC分類 934
  • Cコード C0098

出版社内容情報

どんなに整った美しい庭よりも、自分の家の庭がいちばんと思う。「もっと面白い庭とのつきあい方をお教えしましょう」本書は、ヨーロッパの片田舎で庭をいじりながら、自分自身の「自然観」や美意識を取り入れて庭をつくる、型破りな庭好きおじさんのエッセイです。なるべく虫や雑草を受け入れ、一つの自然の循環を感じながら、それらの生命の営みに驚かされたり笑ったり。かたち的には不完全でも、自分の庭がいちばんとお思いのすべての方に捧げます。―「かねがね天国で暮らしたいと思っていたけれど、今はここが天国だという気がしているよ」ある穏やかな夕暮れどき。となりの庭の主が誰にいうでもなくつぶやく。土をいじり、ネズミや鳥やリスなどの珍客とひとつの空間で過ごすとき、たしかに大地を踏みしめて生きていると感じることができる。日々庭に出て生命の営みを見つめるうちに、そこはおのずと楽園となる。原題:Foxgloves and Hedgehog Days

内容説明

「朝九時、リス。アップルパイ持ち逃げ。十二時半、スミス夫妻と昼食。午後四時半、カンムリガラお茶に来る」―オランダの片田舎に住むブライヤン氏はこんな風に、動物も人間のお客も同じ扱いで日記をつける。季節、動物や植物のざわめき、庭にそそぐ風…自分の庭やわずかな土のスペースから自然の神秘を発見する、田舎の庭のひそやかな愉しみ。

目次

ハサミムシ
縁取り花壇の輪舞
奇蹟のキノコ
笑うマツボックリ
断然スイセン
ハツカネズミと少年
ハリネズミの日
ラプソディー・イン・イエロー
訪問者
失楽園〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

 本の紙魚

2
「園芸家の一年がおすすめだよ」と知人に言ったらこちらを紹介された。あとがきにカレル・チャペックに触れられているのでつながる物はあるのかな。都会暮らしの著者がふとしたきっかけで自然の中で暮らし始める。開いた窓からリスが訪ねてきたり、スズメバチのおかげでイモムシの被害が減っていたり。完璧な庭を求める隣人からは奇異な目で見られつつも自由に茂った庭を楽しむ。表題はマツボックリが開く瞬間の音を表したもの。湿った固いマツボックリが乾いてパチンと開く姿、私も好きだ。2024/11/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1228393
  • ご注意事項

最近チェックした商品