やまない雨はない―妻の死、うつ病、それから…

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784163588506
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

目次

プロローグ 人生の小春日和
木枯らし(初めての木枯らし;二〇パーセントの日々;人生最大の木枯らし)
妻と迎えたいくつもの季節(あの頃のふたり;子供のいない夫婦;二人三脚で歩んできた道)
時雨(不安と絶望;後悔と罪の意識;自殺願望;精神科入院)
エピローグ そしてまた、小春日和(降りやまない雨はない;人生は展開するもの)

著者等紹介

倉嶋厚[クラシマアツシ]
大正13年、長野市生れ。昭和24年、気象庁に入り、札幌気象台予報課長、鹿児島気象台長などを歴任。昭和59年、気象庁定年退職後、NHK解説委員として「ニュースセンター9時」「NHKモーニングワイド」などで気象キャスターを務める。フリーとなった平成4年から8年まで「NHKおはよう日本」で「倉嶋厚の季節の旅人」を担当し、現在フリーの気象キャスター、エッセイストとして活躍中。第一回国際気象フェスティバル(フランス)・ベストデザイン賞、日本放送協会・放送文化賞などを受賞。理学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

11
お気持ちはよくわかりました。文章的にはイマイチだけど2013/12/19

まあやん

6
著者が大正生まれの人だとは知らずに読み始めた。伴侶の死、必ずどちらかが一人になることを実感している今日このごろ。一気読みでした。数々の苦難、自身の病気、妻の死をきっかけに鬱も患う。木枯らし、時雨、小春日和と人生は展開する。やまない雨はない。そして著者の父の言葉、「心配事は縦に並べろ」は私も心に刻んでおこう。心配して先回りする性格だから。93歳まで長生きされたことに希望が湧いた。2023/05/11

みなず

3
一気読み。大正生まれの男性らしい夫婦生活。時薬とは、当事者に相応の時間が経たないと、効かないものだ。用量も効用も、当事者にしかわからない。“おばちゃん”と平岩弓枝さんによって、やんだ雨に、虹がかかったみたい。2019/05/28

Teruyo Yamaguchi

2
パートナーを亡くすと言うことが、どれほど大変なことなのか。この本を読んで少しわかった気がする。やはり、必要なのは時間なんだろう。それしかない。ああすればよかった、こうすればよかった、など、後悔しない人などいないんだろうなぁ。「うつ」は大変だ・・・。でもきっと、治るのだ。やまない雨はないのです。2014/06/18

KEI

2
温かい人柄の‘お天気おじさん'と思っていた倉嶋さんが妻の死をきっかけに鬱になり生還した経緯がよくわかった。文中の‘小春日和'について北海道の老人の言葉が一番印象的だった。人生の秋が深まった小春日和の様なときに感じる侘しさであるが、北国の人間にとっての小春日和は、来るべき冬に備えて忙しく働く時期であり、侘しさなど感じている暇は無い。。。妙に納得してしまった。 TV化されたが、そちらの方が先に観てしまいかなり泣けてしまったので、原作では泣けなかった。2010/09/21

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