出版社内容情報
アラバマ大学フットボールチームの伝説のコーチ、ジーン・ストーリングス。彼の家族に待望の男の子が誕生したが、のちにダウン症と診断される。ストーリングス一家に無情につきつけられた困難、絶望、さらにその苦しい道のりさなかに訪れる試合の勝利…。やがてジョニーは障害と闘いながらダウン症としては異例の、33歳という年齢を迎えた。その長い年月のなかで、ストーリングス一家は勇気と寛容と献身を示すことによって、世のすべての家族に感動の嵐を巻き起こしたのである。
内容説明
息子も自分と同じようにフットボール選手としてフィールドを走ることができたら…そんな夢が幾度となく頭をよぎる。アラバマ大学フットボールのヘッドコーチ、ジーン・ストーリングスの息子ジョニーは、ダウン症で、しかも余命が一年もないと言われてしまう。一年後同じ季節を見ることができるかどうかもわからない息子の成長と、フットボールのきびしい勝負の世界―本書の中には幾重もの「シーズン」が存在している。米国中の人々が夢中になるこのスポーツの興奮と、かけがえのない息子への愛情に満ちた、感動のノンフィクション。
目次
第1章 歓喜の渦の中で
第2章 ジョニーの誕生
第3章 大志を抱いて
第4章 苦難の時代
第5章 大きな勝利、小さな勝利
第6章 プロの世界を知る
第7章 ジョニー、学校へ通う
第8章 カーディナルズ時代
第9章 ぼくらがナンバーワン!
エピローグ 夢の終わりに