内容説明
1947年1月15日、第二次世界大戦後まもないロサンジェルス。ハリウッドで女優になることを夢見た若きエリザベス・ショートの裸体は、腰のあたりで、上半身と下半身にまっぷたつに切断され、血を抜かれ、両脚を大きくひろげられたまま、空き地に転がっていた。全米を震撼させ、現代の犯罪史上最もおぞましい、最も猟奇的とされるブラック・ダリア事件のパンドラの箱が、ついに開かれる。
目次
切断死体
大恐慌の波
夢
バスタブ殺人事件
失意
ロサンジェルス再訪
銀幕を夢見て
ハリウッドバビロン
サンディエゴへ
最後に会った男〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うろん
5
ジェームス・エルロイの書いたブラック・ダリアは未読。映画も観ました。犯人逮捕に繫がる証拠をダメにしてしまった警察とマスコミにうんざり。ブラック・ダリアみたいな人は沢山いたんだろうな。
駄目男
1
この事件に関しては映画化もされているらしいが私は見たことがない。 ブラック・ダリア事件とは1947年1月15日、ロサンジェルスで起きたもので、女優志望のエリザベス・ショート(22)が激しい拷問の末、腰の辺りで胴体を真っ二つ切断され、血を抜かれ、両脚を大きく広げられたまま、空き地に放置された猟奇的殺人で、当時の全米を震撼させた犯罪史上最もおぞましいものと記録されるが現在に至るも真犯人は拘束されず未解決事件のままだという。巻頭に、その生々しい写真が掲載されているが、まったく衝撃を受ける事件で同情を禁じ得ない。2016/08/03
白黒豆黄昏ぞんび
1
憎めない人だなあ、このブラックダリアって人は。2012/02/02
JIRO
0
「殺人はけっしてこわれない結合なんだ」2013/06/11