内容説明
災害はいかに記憶されるか。災害の記録から見える課題は何か。人文科学の領域から読み解く8本の論考集。
目次
1 人間と災害(「災害」と「技術」;日本中・近世における災害対応と「記憶」の形象化―駿河国「大平年代記」を中心として)
2 自然災害の記録と記憶(マニラにおける19世紀後半の台風時の気象変化と強雨降水特性の長期変化;昭和初期の疫癘―川崎における赤痢流行を中心として;アルメニア・スピタク地震の復興・生活再建の諸層―「仮の住処」と「終の棲家」をめぐって)
3 人災としての戦争とその「記憶」(罹災資料としての陶瓷器―古琉球のグスク出土青花罐は何を語るか;アイルランドとスペイン内戦;スペイン内戦と子供たち―バスクからイギリスに渡った子供たちを中心に)
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- 和書
- 近代建築史の陰に 〈上〉