内容説明
2001年~2015年。現在の歴史研究にもっともふさわしい言葉は「歴史実践」ではないか。史料・方法・叙述から研究、教育、社会にかかわる一連の営為を歴史実践と呼び、総体的に検証する。
目次
第1章 歴史学をとりまく環境1―歴史修正主義とのたたかい(歴史修正主義とその背景;人文・社会科学の危機と歴史学 ほか)
第2章 歴史学をとりまく環境2―災害・地域変容(災害・環境と歴史学;核災害と歴史学―福島第一原発事故の衝撃を歴史学はどのようにうけとめたか ほか)
第3章 歴史運動の現在(地震・水害時の歴史資料保存活動の展開と地域歴史資料学の提起―歴史資料ネットワーク結成21年の歩みを中心に;アーカイブズをめぐる運動 ほか)
第4章 史料・方法・歴史叙述(史料の読みはどう変わったか―「真なるもの=作られたもの」と「起源の偶像」を手がかりに;オーラル・ヒストリーと歴史学/歴史家 ほか)
第5章 歴史教育の実践(転換期の高校歴史教育―アクティブ・ラーニングと「歴史総合」の導入;教育の現場から ほか)
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感想・レビュー
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