内容説明
日本人の伝統所作ナンバで脳がよみがえる。
目次
第1章 ナンバってなに?―ナンバの歴史とその変遷(ナンバで日本人はパワーアップする;江戸時代まで日本人はナンバで歩いていた ほか)
第2章 ナンバで歩いてみよう!―一週間でナンバを身につける(一週間でナンバの極意をつかんでみよう!)
第3章 驚きのナンバ・パワー―次々と明かされる奇跡の力(ナンバが物語る新世界・私の接点;人類の進化とともに変わってきた「歩き」 ほか)
第4章 ナンバが物語る新世界―脳とからだのパワーが出てくる(ナンバが物語る新世界・運動能力を高める;ナンバが物語る新世界・脳力を開発する ほか)
第5章 ナンバ的発想で世界は変わる―二一世紀にはばたくナンバ(ナンバ的発想で日本文化を見直そう;ナンバ歩きで原点に立ち返る)
著者等紹介
大黒屋宏芳[オオグロヤヒロヨシ]
1947年北海道小樽市生まれ。千葉広池学園麗沢高校を経て、順天堂大学体育学部卒業。現在、(株)ダイトーヘルス代表取締役。「日本語のヒビキ」の研究に携わるなかで脳・言霊・歩きの関連に注目し、2000年「歩行道」普及協会を設立
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感想・レビュー
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C-biscuit
9
このひねらない歩き方は、個人的にいいと思う。ただ、自分自身が本当にできているのかが、わかりづらいというかわからない。単に右手右足が同時に動くのみというわけでもないだろう。実際のやっていると、「足痛いんですか?」とか、「怪我したの」とか聞かれる。たぶん違うのだろうと思うw。こういうのは最後は実践しているところに参加するしかないのかも。本の内容は、ナンバ歩きから言霊まで日本古来のいい伝統に触れて展開し、体験者の声が載せられている構成。個人的には言霊との繋がりは理解しがたい。根元の部分は、姿勢であるとの認識。2015/04/26
FK
3
そんなに期待して読んだわけではなかったが、思わぬ発見があった。たかが歩くことぐらいで、と思いがちだがそうではないようだ。国家による深慮遠謀があったということか。 とまれ日本では古来、このナンバ歩きが普通であったということだ。そして健康にも良かったということのようだ。ひとつ真剣にこの歩き方をマスターしてみようか、と思った次第。 なぜ、明治政府はわざわざ脳を無意識化させる「行進歩き」を教育に取り入れたのでしょうか?(P.26) 2015/08/20
双己―漫画以外
0
通常の歩き方は脳を思考停止させるとかナンバ歩きは老化防止に役立つとかは眉唾ものだけど歩き方の具体的な図付き説明がありがたい。 狩猟民族と農耕民族のちがいとか言いながら生まれてすぐのよちよち歩きはナンバ歩きになる、と言ったかと思えば今度はナンバ歩きは意識的に脳をつかって考えて歩くこととか支離滅裂すぎるし通常の歩行の効果とナンバ歩きの効果の切り分けができておらずすべてがナンバ歩きのおかげとしてるような体験談がちょいちょい挟まれていたりもする。最終的にちょっと宗教じみていくのはちょっといただけないw 2014/06/26