内容説明
女と呼ばれた男が、ついに女子更衣室にサヨナラを告げた。性同一性障害、33年の七転八倒、規格外人生発見までのエトセトラ感動記。
目次
プロローグ 跳べないノミにはなりたくない
第1章 闇・世の中全部が敵だった
第2章 ブレイクスルー・劇的な発想転換
第3章 XとYの深い溝・今明かされる恋の話
第4章 戦い・本気で生きるための総合格闘技
第5章 FAQ・もう聞き飽きた質問集
エピローグ 傲慢から感謝へ
著者等紹介
岩村匠[イワムラショウ]
1970年生まれ。自称スーパーポジティブな性同一性障害。2002年に治療を開始、2003年に改名を果たす
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
7
他の人とは違う感覚を持っている。そのような状況では、人生はとても生きにくいものになってしまう。しかし、相手を嫌っているばかりでは、状況は改善してはくれない。全てが自分の願いどおりに行くわけではないので割り切り、その上で時分が幸せになれるように世界を見つめ直せば良い。2014/01/02
浦井
1
社会や他人は簡単に変えられないが、自分の考えは変えられ、行動も変わってくる。自分を大切にすることで、他人も同様に大切にするようになる。他人に本気でぶつかれば、相手に自分を理解してもらうことができるし、自分の本心がわかり自分を理解できる。変化は怖いけれど成長のために必要。理想の世界を妄想するだけじゃなくて、目の前のことに精一杯取り組む。こちらが勝手に信頼できる人間を作り、対立したら新たな発見ができたと捉える。性同一性障害を通して著者が得たポジティブ思考はどれも説得力があり、マイノリティ以外にも参考になる。2013/05/16
カイラギ
0
大学図書館で読んだ。作者自身自分が何者かよくわかっていないようで、荒れた文章だった。2015/12/04
精神と時の書斎
0
著者の半生が自分らしさを世に羽ばたかせるために、思い切りよく書いている。前向きに生きていく当事者達は人生を変える決断を怖さや不安を乗り越えてきたいわば自分に責任を持った人間なんだと思います。世の中が自分にあってないなら、自分が幸せになることで偏見をなくし認め割り切る。上手くはいかないが声を出し続けるぞっとそしていつかは…。2014/05/16
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