出版社内容情報
昭和の衣・食・住にかかわるモノ、使い方、方法、手順を写真・図版で網羅的に紹介する画期的な図鑑。子ども、親、祖父母、そしてZ世代の心に刺さるあの日々。昭和の時代にタイムスリップ!
著者情報
1933年生まれ。登録有形文化財昭和のくらし博物館館長。工学博士。元京都女子大学教授。朝香宮邸等文化財建造物の修復、復元を行う。生活者の視点から昭和のくらしの細部を語る第一人者。著書多数。
内容説明
昭和の衣・食・住に使われたモノ、使い方、手順を写真・図版で網羅的に紹介する画期的な図鑑。
目次
第1章 住まい
第2章 食
第3章 衣
第4章 病気・衛生・出産
第5章 戦争中のくらし
著者等紹介
小泉和子[コイズミカズコ]
1933年、東京生まれ。工学博士。家具室内意匠史および生活史研究家。元京都女子大学教授。元文化庁文化審議会文化財分科会専門委員。登録有形文化財昭和のくらし博物館館長・NPO法人昭和のくらし博物館理事長・家具道具室内史学会会長・小泉和子生活史研究所代表。天鏡閣・旧函館区公会堂・旧松本家住宅・旧朝香宮邸・旧熊谷家住宅など文化財建造物の家具やインテリアの修復復元、吉野ヶ里遺跡・根城その他の復元建物の内部復元、江戸東京博物館・みくに龍翔館ほか博物館や資料館の展示企画及び製作などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ままこ
71
昭和世代としては、こういうのあったなぁと幼い頃の記憶が蘇る。保温専用ジャー、真ん中に穴が開いた踏み台、黒電話、ぜんまい式の時計、ハエ取り紙、鏡掛けの付いた鏡台、氷枕、足踏み式ミシン(これは壊れていたのでおもちゃとして遊んだ)etc…。昭和初期から中期にかけての、衣食住に関する写真をふんだんに用いて解説してあるので読みやすい。登録有形文化財に指定された初期の「公庫住宅(小泉家住宅)」図面から建物内外部、当時の道具が残されてあり、リアルな当時の様子や暮らしぶりの遍歴がわかり面白かった。2023/05/04
金監禾重
3
現在「昭和のくらし博物館」になっている、小泉家の家を軸に昭和の衣食住などを解説。著者はこの家で育った生活史研究者であるため、この家屋の利用の仕方が詳しく、道具類の解説も行き届いている。増改築史は社会の動きも感じさせる。二階に下宿人を住まわせ、時には上京してきたその家族も泊める、というのはなかなか共感できない、隔たりを感じる。2024/02/05
kaz
2
戦前の道具は、決して便利とは言えないが、ある種のゆとり、豊かさを感じる。戦時中の工夫には考えさせられるものがある。 2022/12/29
フジ
0
頭を使い、手を動かし、生きることを全力でしていた時代。今できるかと言われればできると軽々に言えない事ばかりだが、豊かさってこういう事なのかな?と思った。2024/08/13
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