内容説明
ただ、居るだけでいい―“外の人”は、どのようにして“内の人”になるか。“主(あるじ)”はどのように迎えるのか。既存の制度や枠組みでは対応できない要求に応え、開かれてきた場所は来る人、居る人、往(ゆ)く人。
目次
第1部 居場所の姿(5つの居場所;親と子の談話室・とぽす;下新庄さくら園;ひがしまち街角広場;居場所ハウス;実家の茶の間・紫竹)
第2部 居場所の可能性(居場所をめぐる小史;制度化における機能の先行;居場所に備わってくる機能;要求への対応により育つ理念;利用・参加ではなく居られる場所;居場所を支えることの可能性)
著者等紹介
田中康裕[タナカヤスヒロ]
京都府八幡市生まれ。2007年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。清水建設技術研究所・研究員を経て、2013年より岩手県大船渡市の居場所ハウスの運営・研究に携わる。2014年よりワシントンDCの非営利法人Ibashoがフィリピン、ネパールで進めるプロジェクトをサポート。2015年12月より東京大学大学院経済学研究科・特任研究員(~2017年3月)。2018年10月よりIbasho Japan・代表(~現在)。大阪府の千里ニュータウンでは、大学院の頃から居場所、計画住宅地のアーカイブに関する研究と実践を行っており、2012年9月より千里ニュータウン研究・情報センター事務局長(~現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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居場所と新型コロナウィルス感染症 居場所の姿 5つの居場所 居場所の可能性 居場所をめぐる小史: 制度・施設の外側の場所 居場所の制度化 制度化における機能の先行: 多機能化していく居場所 制度化における機能の先行 目的としての介護予防と結果としての介護予防 居場所に備わってくる機能 要求への対応により育つ理念: 主(あるじ)による要求への対応 具体例により豊に育つ理念 理念の共有 利用・参加ではなく居られる場所: 場所を作りあげる当事者 居合わせる2021/08/08
昌也
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再読2023/07/14