感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
午後
1
山根一郎の恐怖の現象学的記述、加藤耕一のゴシック建築史を背景に見る「ホーンテッドマンション」の分析、都留泰作のエンターテイメントとしてのホラー論が収録されている。山根一郎の記事では恐怖の種類や対象、不安との比較が明快にされていて、恐怖にまつわる概念の整理に役立つ。加藤の雰囲気や気配というものはフォルムよりもマテリアルによって生み出されるものではないか、という指摘も面白かった。巻末には恐怖を考えるためのブックガイド(70冊)まで付いている。2022/02/05
Kento Matsuda
0
創作のヒントとなる文言が随所に見られる。 これは、再読決定です。2021/02/28