アートプロジェクト―芸術と共創する社会

個数:

アートプロジェクト―芸術と共創する社会

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年05月23日 03時54分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 366p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784880653334
  • NDC分類 704
  • Cコード C0036

出版社内容情報

あいちトリエンナーレ、ベッププロジェクト、取手アートプロジェクトなど……。
日本における“アートプロジェクト”の歴史と現在を考える。

1990年以降、日本各地で行われてきたアートプロジェクト。その活動は、廃屋などで行う展覧会、野外・まちなかでの作品展示や芸術祭、コミュニティの課題を解決するための実験的活動など多岐に渡り、その試みはアーティストと市民の間に新たな接点を生み出しました。
本書は、1950年代-1980年代をアートプロジェクトの「前史」、1990年以降に起こった様々な試みを「アートプロジェクト」と位置づけ、美術史的文脈と社会的背景を切り口として、その変遷を解説。更に大学、場、美術館、まちづくり、社会、企業、アーティスト、被災地などの実践現場から、これからのアートと社会のあるべき姿を提示します。
「日本型アートプロジェクト」の概要と歴史、事例を学ぶために最適な1冊であり、芸術を学ぶ人、アーティスト、文化支援を志す人をはじめ、企業メセナ、地方自治体、公共文化施設関係者の必携書です。

第0章 概説―定義の試み
第1章 大学 × アートプロジェクト 現場体験型の教育と、地域文化拠点
 広島市立大学(加治屋健司) × 千葉大学/首都大学東京(長田謙一)
第2章 オルタナティヴな場 × アートプロジェクト 持続可能なスキーム
 Art Center Ongoing(小川希)× TRAVELERS PROJECT(野田恒雄)
第3章 美術館 × アートプロジェクト 美術館がまちに仕掛ける
 水戸芸術館/MeToo推進室(竹久侑)× 金沢21世紀美術館/CAAK(鷲田めるろ)
第4章 まちづくり × アートプロジェクト アプローチとその関係づくり
 BEPPU PROJECT‐混浴温泉世界(山出淳也)×あいちトリエンナーレ‐長者町プロジェクト(吉田有里)
第5章 スタッフ × アートプロジェクト スタッフたちの横顔
 サスティナブルアートプロジェクト ヒミング(高野織衣)×ゼロダテアートプロジェクト(石山拓真)×取手アートプロジェクト(羽原康恵) × 北本ビタミン(新井慶太)
第6章 社会 × アートプロジェクト 表現活動と社会が抱える課題の接近
 Breaker Projec(t 雨森信)× KOTOBUKI クリエイティブアクション(河本一満)
第7章 企業 × アートプロジェクト 企業が支援する理由
 アサヒビール株式会社(加藤種男)× 千島土地株式会社(北村智子)
第8章 アーティスト × アートプロジェクト 過疎地と大型フェスティバル
 CIAN /向島プロジェクト(川俣正)×ビニール・プラスチック・コネクション/ 藤島八十郎の家(藤浩志)
第9章 3. 11以降の動き 被災地に向き合うアートプロジェクト
 Art Support Tohoku-Tokyo(佐藤李青)+ プロジェクトFUKUSHIMA(! 大友良英)×3.11以降の芸術(毛利嘉孝)+ きむらとしろうじんじんの「野点」(きむらとしろうじんじん)

目次

0 アートプロジェクト概説
1 大学×アートプロジェクト―現場型教育と地域の拠点としての役割
2 オルタナティヴな場×アートプロジェクト―持続可能なスキームに向けた新たな展開
3 美術館×アートプロジェクト―美術館がまちに仕掛けるアートプロジェクト
4 まちづくり×アートプロジェクト―まちへのアプローチとその関係づくり
5 スタッフ×アートプロジェクト―地域型アートプロジェクトを支えるスタッフたちの横顔
6 社会×アートプロジェクト―表現活動と社会が抱える課題の接近
7 企業×アートプロジェクト―企業がアートプロジェクトを支援する理由
8 アーティスト×アートプロジェクト―過疎地における大型フェスティバルの可能性
9 3・11以後―被災地に向き合うアートプロジェクト

著者等紹介

熊倉純子[クマクラスミコ]
東京藝術大学音楽環境創造科教授。パリ第10大学卒、慶應義塾大学院修了。2002年まで(社)企業メセナ協議会に勤務。芸術支援や芸術と社会の関わりについて調査研究、啓発普及に携わる。2002年より大学で学生たちとアートプロジェクトを行いながら、社会と芸術を結ぶ人材を養成する。専門は文化政策とアートマネジメント

菊地拓児[キクチタクジ]
1981年、北海道生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。北海道教育大学岩見沢校芸術文化コース非常勤講師。炭鉱をテーマにプロジェクトを展開するアーティストユニット「コールマイン研究室」を主宰し、地域におけるアートプロジェクトの可能性を探っている

長津結一郎[ナガツユウイチロウ]
1985年、北海道生まれ。東京藝術大学音楽環境創造科教育研究助手。東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文化学分野芸術環境創造領域修了。博士(学術・東京藝術大学)。障害者の表現活動をはじめとした社会包摂的な芸術活動を主たる研究対象としている。2008年アカンサス音楽賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

4
ふむ2023/11/25

dubstepwasted

1
「日本は文化のシステムを2回にわたって破壊した。(明治維新、高度経済成長期)」by福原義春。フランスがルイ14世の時代から文化を使った内政や外交政策を続けているのに対し、日本は無頓着。文化政策を行ったのは室町だけで、江戸は民主導、明治はハリボテ、その後軍国主義。1968年に文化庁ができるが、戦時中に文化人を戦争に加担させたトラウマから、文化政策への国家不介入の流れは長く続き、ようやく芸術振興基本法ができた。/震災後の状況は、ベンヤミンの「瓦礫の話」そのもの。忘却を強制する力にどう抗うかが芸術家の役割。2015/06/08

cozy

0
コロナ禍で今後はアートのあり方は変わっていくのだと思う。アートは変化を生み出すものでもあると思うし、これまでも様々な固定観念に気づかせ変化させてきた。どこかで成功した事例が他でもできるものではない。でも、個々の事例について知ることで、引き出しは増える。ただ、いろんな事例の裏側を知ることだけでも面白いし、興味深い内容が詰まっている。2020/11/03

Monty

0
新型コロナウイルス感染防止で自粛期間に読んだのですが、社会のあり方が今後大きく変換する中で、また新たなアートの役割が求められるのか?アートのみならず、社会との関わり方、社会のあり方について、いろいろ考えさせられた。2020/05/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7522383
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品