出版社内容情報
あらゆる世代の〈語り〉を記録し分析することで地域本来の目指すべき姿が見えてくる――。市町村合併後の地図では見えない、その土地に眠る不変の価値を探る調査ドキュメント。口述の歴史――オーラル・ヒストリーの地道な記録活動は、まちづくりの新たな形を提案している。早稲田大学大学院教授前三重県知事 北川正恭氏推薦。
1章 後藤春彦研究室の思想と都市・地域へのアプローチ
三つの「まちづくり」の流れ
「地域遺伝子」を解読する―「役に立つ過去」を求めて ほか
2章 「まちづくりオーラル・ヒストリー」とはなにか
「まちづくりオーラル・ヒストリー」の背景
「まちづくりオーラル・ヒストリー」の目的と定義 ほか
3章 「まちづくりオーラル・ヒストリー」の方法
「まちづくりオーラル・ヒストリー」の手順
インタビュー調査の心得 ほか
4章 「まちづくりオーラル・ヒストリー」の活用
まちづくりのプロセスと「まちづくりオーラル・ヒストリー」
愛知県足助町/自らの“地域遺伝子”を見い出すまち ほか
5章 「まちづくりオーラル・ヒストリー」の未来
市民の自発的な運動の展開―新しい公共の誕生
社会に開かれたまちづくり情報―社会資源の発見 ほか
内容説明
人びとの「語り」を積み重ねていくことで、その土地の真の姿と進むべき方向が明らかになる。
目次
1章 後藤春彦研究室の思想と都市・地域へのアプローチ(三つの「まちづくり」の流れ;「地域遺伝子」を解読する―「役に立つ過去」を求めて ほか)
2章 「まちづくりオーラル・ヒストリー」とはなにか(「まちづくりオーラル・ヒストリー」の背景;「まちづくりオーラル・ヒストリー」の目的と定義 ほか)
3章 「まちづくりオーラル・ヒストリー」の方法(「まちづくりオーラル・ヒストリー」の手順;インタビュー調査の心得 ほか)
4章 「まちづくりオーラル・ヒストリー」の活用(まちづくりのプロセスと「まちづくりオーラル・ヒストリー」;愛知県足助町/自らの“地域遺伝子”を見い出すまち ほか)
5章 「まちづくりオーラル・ヒストリー」の未来(市民の自発的な運動の展開―新しい公共の誕生;社会に開かれたまちづくり情報―社会資源の発見 ほか)
著者等紹介
後藤春彦[ゴトウハルヒコ]
早稲田大学理工学部建築学科教授。工学博士。1957年、富山県生まれ。1987年早稲田大学大学院博士課程修了。三重大学工学部助教授、早稲田大学理工学部助教授を経て、1998年より現職。まちづくり、都市計画の実践的研究と教育をこころがけ、全国のまちづくりを支援。研究室の大学院生とともに参加型ワークショップを展開しながら、自治体の総合計画・都市マスタープランの策定から、各種施設の設計や都市・地域デザインまで広範にわたる活動を進める
佐久間康富[サクマヤストミ]
早稲田大学教育学部助手(後藤春彦研究室在籍)。1974年、埼玉県生まれ。1999年早稲田大学大学院修士課程修了。株式会社環境と造形を経て、同博士課程に進学し、2003年より現職。都市計画の研究のかたわら、千葉県浦安市、愛知県豊根村などのまちづくりに参画。特定非営利活動法人まちしゅう理事
田口太郎[タグチタロウ]
早稲田大学理工学部建築学科助手(後藤春彦研究室在籍)。1976年、神奈川県生まれ。2001年早稲田大学大学院修士課程修了後、博士課程進学。2002年小田原市政策総合研究所特定研究員を経て、2004年より現職。東京都四谷地域での小学生を対象としたまちづくり連続ワークショップ(1999年)や、特定非営利活動法人小田原まちづくり応援団(理事)など、まちづくりの現場での実践的研究を進めている
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