内容説明
室町の乱世は、昭和・平成のバブル時代と同じだった。そこでは“生”のモラルも無ければ、人殺しが英雄として時代を謳歌していた。そして“生”の極限まで軽視されるいま…時代はどう動く。
著者等紹介
野口泰彦[ノグチヤスヒコ]
1930年東京に生まれる。中学・高校時代、水戸市に居住。早稲田大学文学部演劇学科卒。シナリオ作家生活ののち、私立本郷高等学校国語科教諭となり、10年間教頭をつとめる。現在、東京育英会会長、運営委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BIN
1
文庫本と同じ内容だと思われるが、おそらく違いは上野の城のマップと箕輪城の図があるぐらいか。ある意味再読だが、武田、上杉(山内&扇谷の方)および北条の歴史の説明があり、そこでページ数を食っており、肝心の業政の登場シーンはそれほど多くない。が、長野家の滅亡まで書かれているという点で珍しいので長野家等を知りたい方は文庫本の方をお勧めします。2012/09/24
フゥドゥ
0
小説という割り切りが必要 民衆政治を旗印に家臣や領民と一体になって西上野箕輪衆を率いる長野業政と、強いリーダーシップを発揮して家臣領民を引っ張り天下を狙う武田晴信 その他、関東三国志的要素もあり、戦国初期に興味がある人には面白いかもだが、織田・羽柴・徳川らへんで盛り上がっているだけで「戦国大好き」という人にはちょっとアレ 幕間で「・・・現代でもバブルで~」とか「・・・現在の官僚組織も似ていて」とか現代社会風刺したいのかもしれないが全体を通してみれば蛇足 スポット史としては面白い2008/01/24
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