講談社選書メチエ<br> ドイツ観念論―カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲル

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講談社選書メチエ
ドイツ観念論―カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲル

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062585347
  • NDC分類 134.3
  • Cコード C0311

出版社内容情報

近代的思考の基礎を作ったドイツ観念論の4人の代表的哲学者。難解で鳴るその思想の核心を、これまでになく平易かつ明快に解説する。「いま」「ここで」、<それでよい>と語る勇気
近代的思考の基礎を作ったドイツ観念論の四人の代表的哲学者。彼らの思想の核心には、歴史の「これから」に、おのれの身一つで踏み出す勇気と決断があった。先達の思想を受け継ぎつつ、かつ乗り越えて行くダイナミックな思想の歩みを、これまでになく平易かつ明快に解説する。
[本書の内容 ]
●ドイツ観念論とは?
●カント『純粋理性批判』の「歴史哲学」
●フィヒテの『知識学』──フランス革命の哲学
●シェリング──自然史と共感の哲学
●ヘーゲル『精神現象学』──真理は「ことば」と「他者」のうちに住む

序章 ドイツ観念論とは?
第一章 カント『純粋理性批判』の「歴史哲学」
第二章 フィヒテの『知識学』──フランス革命の哲学
第三章 シェリング──自然史と共感の哲学者
第四章 ヘーゲル『精神現象学』──真理は「ことば」と「他者」のうちに住む
あとがき
引用文献
参考文献


村岡 晋一[ムラオカ シンイチ]
著・文・その他

内容説明

近代的思考の基礎を作ったドイツ観念論の四人の代表的哲学者。彼らの思想の核心には、歴史の「これから」におのれの身一つで踏み出す勇気と決断があった。先達の思想を受け継ぎ、かつ乗り越えて行くダイナミックな思想の歩みを、これまでになく平易かつ明快に解説する。

目次

序章 ドイツ観念論とは?
第1章 カント『純粋理性批判』の「歴史哲学」(孤独な「私」から「われわれ」の共同体へ;存在とは規則性である;『世界市民という視点からみて普遍史の理念』;カントの「関係性の哲学」とラインホルとの「基礎哲学」)
第2章 フィヒテの『知識学』―フランス革命の哲学(自由の体系は可能か;人間精神の実用的歴史)
第3章 シェリング―自然史と共感の哲学者(自然史と同種性の原理;自己意識の前進的歴史;同一哲学とヘーゲルの批判;ドイツ観念論以後のシェリング―「悪の形而上学」と「世界時間論」)
第4章 ヘーゲル『精神現象学』―真理は「ことば」と「他者」のうちに住む(『精神現象学』の成立と特徴;感覚的確信―語られたものだけが真理である;主人と奴隷の弁証法―他者との共存は可能か;ギリシアのポリス―“われわれ”としての精神;ヘーゲルとフランス革命;道徳―歴史を創造する主体;宗教―神はみずから死にたもう;絶対知―「いま」「ここで」“それでよい”と語ること)

著者等紹介

村岡晋一[ムラオカシンイチ]
1952年生まれ。中央大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士後期課程中退。現在、中央大学理工学部教授。専門はドイツ観念論、ドイツ・ユダヤ思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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孔雀の本棚

6
Encounter カント理解のため、タイトルに惹かれて。 Scopes 「フランス革命において歴史は完結する。」彼らの生きた時代は完結の前後であり、歴史の変曲点に立っていることを自覚していた。歴史の終結を引き受けることは、未来の解放を意味する。彼らが追求した自由というのは、一人の人間における自由であったと同時に人類全体における自由でもあった。聞き手の内にある真理(いま、ここ)と道徳による自我の対立の脱却(それでよい)。 Unclear Next ヘーゲル Comments2021/10/31

またの名

6
歴史がドイツ観念論のキモだ!という当たり前と言えば当たり前な前提から通史的に考察。選書一冊で四人を斬る難しさは想像するに難くないけれど、『純理』をハイデガー的・現象学的な言葉づかいでまとめてみたり、『精神現象学』を他者を導入した哲学として位置づけたりと、新鮮な見方で観念論の物語を紡ぎ直している(フランス革命との連関はバイアスではなく常識的理解)。よくある思想史での説明が教科書的な口調に終始しているのに比べれば、全体の流れを一貫性ある物語に構成する介入的なやり方はわかりやすい。身近な例の多用もgood。2013/07/14

ゆきだるま

5
フランス革命って背景もあって自由とか新しい時代とかについてすごく前向きな感じがした。しかし観念論と一口に言っても論点は様々で、個人から一気に国家ってなったりと流れで理解するのが難しかったな。シェリングはなにげに存在論を覆そうとしててハイデガーとかに繋がっている気がして一番興味を持った。2022/05/21

hakootoko

5
ヘーゲル以外2020/02/25

yuki

4
ドイツ観念論の全体像を、平明な言葉で解説してくれる本。この思想運動は非常に有名ながら、その全体像を理解している人は少ないだろう。それに、「ドイツ観念論」という日本語の響きは、近寄り難い、また衒学的なものを感じさせる。しかし、ドイツ観念論のしていたことは、自由と主体性を構築し、促進することであり、非常に前向きなことが理解出来る。その中でも、後期シェリングは実に深いものを持っているようである。ドイツ観念論の自由が、真の自由でないことを自覚した彼は、悪と時間とを導入して、真の自由に近づく試みを行う…。2021/04/23

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