内容説明
95歳、大正デモクラシーの時代に生を受け、戦後、女性の健康を守るパイオニアとして活躍し60有余年。鎌倉の海が育んだ自由な発想で、月経に取り組み、ピルの開発に携わり、女性の人権を擁護した足跡をたどる。
目次
第1章 ぼくが月経研究にいたるまで―松本清一が語る松本清一
第2章 月経研究から性医学・性教育へ―四〇年の歩み
第3章 「性の健康」雑感
第4章 性教育と思春期保健
第5章 「性と生殖の健康と権利」推進の国際的流れ
兄・松本清一と私―女性問題の視点を添えて
おわりに―なにごとのない日々を生きて
著者等紹介
松本清一[マツモトセイイチ]
1916年11月8日、現在の鎌倉市由比ガ浜にて生れる。1934年4月、浦和高校(旧制)理科乙類入学。1937年4月、東京帝国大学医学部合格。1941年3月、東京帝国大学医学部卒業。4月、医学部副手に就任し、東京帝国大学医学部附属病院産婦人科医局入局。現在、自治医科大学名誉教授、群馬大学名誉教授。受賞など、保健文化賞(平成元年)、勲二等瑞宝章(平成3年)ほか。役職多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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