出版社内容情報
食の安全の基本の”キ”をあなたは知っていますか?
こどもをめぐる環境のうち、「食」に関して気をつけたい事柄をテーマ別に解説。各項目とも、マンガでポイントをつかめます。親子で読みたい「食の安全 」入門です。
Vol.1 -フォローアップミルク
9ケ月になったら飲ませ始めたほうがいい? 8
Vol.2-母乳か人工乳か
ダイオキシン汚染……豊さのツケが赤ちゃんに 16
Vol.3-水銀の害
幼いこどもは魚を食べないほうが賢明?! 22
Vol.4-発がん物質のできる量
ポテトチップス、フライドポテトで遺伝子に傷? 3 0
Vol.5-殺虫剤
男よりも女が、成人よりも赤ちゃんが敏感に影響を受ける 38
Vol.6-アスパルテームと脳腫瘍
フェニールケトン尿症のこどもは致命的脳障害を起こす 46
Vol.7-違法添加物
業者の利益利益を優先する厚労省にびっくり 55
Vol.8-食品表示のウソ
合法的に逃げられるようにしている悪賢い役人 63
II
Vol.9-遺伝子組み換え食品
家庭で注意すれば除けるというものではない 72
Vol.10-輸入食品の安全基準
防カビ剤には催奇形性や発がん性が指摘されている 81
Vol.11-ハーモニゼイションのからくり
国連の委員会に企業の人間がたくさん…… 89
Vol.12-BSEの不安
なぜ多くの牛に病気がうつったのか 97
Vol.13-種の壁をこえたBSE
タンパク質(異常プリオン)が病気の原因だなんて……r>Vol.23-ノロウイルス食中毒と生ガキ
安全を確かめる情報が足りない 184
Vol.24-魚のあぶら
ホントにいいの? なぜいいの? 192
■食育するならこの本を読まなくちゃ
私は一九九三年に『暮らしに潜む微量毒物がわかる本』(学陽書房)を書きました。その当時は公害や薬害の被害者たちの訴えや運動があって、人の命を奪ってまで経済的な豊かさを追求することは許されないという社会的なコンセンサスができあがりつつありました。
しかし、その一方で、微量だから人間に毒性を示す根拠はないなどという理屈で、新しい化学物質が日常の生活の中に入り込んできていたのです。
その後、化学物質(たとえばフロンガスやヒ素やカドミウムなど)が人間だけでなく、地球全体の環境まで大きく変えつつあることや、たとえ微量な化学物質であっても、人間へ大きな被害を与えることも疫学調査を通してわかってきました。
そして、背後に隠れていて見えにくかった部分がはっきり見えだしてきました。そこには、自分たちが生き残るために平気で事実を隠しウソをつく、社会的に地位があるといわれる人がたくさんいたのです。企業の不祥事は今でも続いています。この本はそうした人たちの起こす加害構造に斬りこみました。
難しい問題がたくさん登場しますが、本文の前にイラストレータの千葉修平さんにマンガでその要約を
内容説明
食の安全の基本の“キ”をあなたは知っていますか?
目次
フォローアップミルク―9ヶ月になったら飲ませはじめたほうがいい?
母乳か人工乳か―ダイオキシン汚染…豊さのツケが赤ちゃんに
水銀の害―幼いこどもは魚を食べないほうが賢明!?
発がん物質のできる量―ポテトチップス、フライドポテトで遺伝子に傷?
殺虫剤―男よりも女が、成人よりも赤ちゃんが敏感に影響を受ける
アスパルテームと脳腫瘍―フェニールケトン尿症のこどもは致命的脳障害を起こす
違法添加物―業者の利益を優先する厚労省にビックリ
食品表示のウソ―合法的に逃げられるようにしている悪賢い役人
遺伝子組み換え食品―家庭で注意すれば除けるというものではない
輸入食品の安全基準―防カビ剤には催奇形性や発がん性が指摘されている〔ほか〕
著者等紹介
里見宏[サトミヒロシ]
1947年生まれ。国立公衆衛生院研究課程修了。公衆衛生学博士。健康情報研究センター代表。食品照射ネットワーク世話人、全国学校給食を考える会顧問など。『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』編集委員。健康に関する最新情報を提供する『ちいさい・おおきいニューズレター』を発行
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 洋書
- Unfamous Men