内容説明
つかれていても、悩んでいても、迷っていても「おばあちゃんの言うとおり、いっぺんしとぉみ。こころ軽ぅなるえ」こころがよろこぶ、おばあちゃんからの幸せメッセージ。
目次
第1章 響き合うこころ―ちょっと気くばりぽっと幸せ
第2章 自分を育てる―幸せになるふりかけ
第3章 時間の使い方―ちりつもばあちゃんは段取り名人
第4章 子育て―手塩にかけたおにぎり一つ
第5章 いのちを守る―明日もなんとかなるわいな
第6章 乗り越える―ころばぬ先の知恵一つ
著者等紹介
たなかとも[タナカトモ]
両親が共働きだったため祖父母に育てられた。大学で老人福祉・乳幼児教育を学ぶ。3人の祖父母の看護と看取りを経験する。祖母の遺言『よろこびなさい』の真意を多くの人に伝えようと執筆活動を開始。日本尊厳死協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんこ
50
人生を全うされ、お孫さんに素敵な本まで書いていただいて、おばあちゃんの人徳ですね。 ともさんも素直なお孫さんだったなぁと感じました。 ところどころキレた場面で、思わず共感してしまう私って、怠け者だったと気づきました。 大晦日の黒豆をぶちまけた所なんて、同じことしそう。 働き者のおばあさんに、怠け者の自分を反省しました。 何かをしながら、ついでに別の事をする・・・私も習慣になっていましたが、勤め先で、そういった動きをしていて、同僚女性に激しくなじられたことを思い出しました。 人は様々だと知った思い出。2015/05/27
たまきら
38
おばあちゃんに育てられた著者が、99歳で亡くなった祖母の言葉をまとめた、愛に満ちた一冊です。東京もんには出せない、このやわらかい京都の言葉遣い…いいなあ。心に響くことばがたくさんあったけれど、「細工は流々仕上げを御覧じろ」に、そうそう、こういう言葉おばあちゃん使ってたなあ…と懐かしくなりました。先人の知恵を、深い愛と信頼で結ばれていた女性二人からおすそ分けしてもらった感じかな…読んでよかったです。読み友さんの感想を読んで。2023/03/31
なつ
31
初っ端から涙・涙・涙。途中からは号泣を通り越して嗚咽。何度本を閉じたか。京都、京言葉。祖母、母。孫である私、娘である私。祖母の教え、母に教わった事。薄い水色の朝の冬空を見上げ、思う。色々、想う。「あぁもっと…」が込み上げる。そして、考える。私の選択は私だけの選択で良かったのか、考える。でも、悩むとか後悔するのは違うって分かってる。だってもう決めた事だから。私が決めた事。それは覚悟と呼んでいい。だと思ってる。ともさんのおばあちゃんも『覚悟決めたら、道はぜったいひらけるもんやねん』と。だから、これで、いい。↓2023/01/27
美月0217
14
心に響く本でした。私の祖母もよく神様が生かしてくれてると言っていました。他にも本の中にあるようなこともよく言っていました。 でもこのおばあちゃんはもっといろいろなこと教えてくれてます。 気遣いよりも気配り・・こころ折れたらからだ動かし・・など・・ 読んでいて、その通りと思ったり、うんうん・・そうなりたいねと 思ったり・・どれもこれも大事な言葉がいっぱいでした。2014/01/31
DONA
10
心に残る言葉がたくさんありました。あったかくなる本でした。2013/10/16