出版社内容情報
外科医として36年間、医療の最前線に立ち続けてきた著書が、医療・社会保障崩壊の実態を体験とデータに基づいて究明する。日本の医療はどなってしまうのか。日本の社会保障はどうなっているのか。
外科医として36年間、医療の最前線に立ち続けてきた著書が、医療・社会保障崩壊の実態を体験とデータに基づいて究明する。そして、日本のどこが問題で何を変えれば医療や社会保障が充実するのかを、政治、社会、教育、デモクラシーのあり方まで俎上に載せて検討する。
はじめに
第1章 外科医引退、市民運動へ
1 私が医師になったきっかけ
2 想像を絶した地方勤務医の生活
3 先進国最少の医師数、そして「精も根も尽き果てるような働き」
4 私が一番輝いていた日?
5 医療再生の機運は高まったものの
6 外科医引退、市民運動へ
第2章 諦めずに明らめるために
はじめに――「諦めず」に「明らめる」ための4つの視点
1 群盲象をなでるはダメ、全体像を把握せよ
2 Follow the money、ショック・ドクトリンに騙されるな
3 温故知新、歴史に学べ
(1) 温故知新? 先人の証言
(2) 温故知新? 明治維新を支えたアヘンマネー
4 グローバルスタンダードと比較する
第3章 報道の自由度とメディア・リテラシー
1 報道の自由度とメディア・リテラシー
2 情報操作の実態?――医師数編
3 情報操作の実態?――医療費編
4 なぜ正論が通らないのか?
5 考えさせない日本の教育
第3章 日本の社会保障が充実しない理由
1 不平等が前提?「世界の多様性」に見る日本の特殊性
2 社会保障充実を阻む? 日本人の国民性
3 社会保障充実のためにどうする
第5章 社会保障財源獲得は可能か
はじめに
1 日本の社会保障と公共事業予算
2 止まらない大型公共事業の実態
3 財源論――2つの重要な視点
4 社会保障財源獲得のために
おわりに
本田 宏[ホンダヒロシ]
著・文・その他
目次
第1章 外科医引退、市民運動へ(私が医師になったきっかけ;想像を絶した地方勤務医の生活 ほか)
第2章 諦めずに明らめるために(群盲象をなでるはダメ、全体像を把握せよ;Follow the money、ショック・ドクトリンに騙されるな ほか)
第3章 報道の自由度とメディア・リテラシー(報道の自由度とメディア・リテラシー;情報操作の実例1―医師数編 ほか)
第4章 日本の社会保障が充実しない理由(不平等が前提?「世界の多様性」に見る日本の特殊性;社会保障充実を阻む?日本人の国民性 ほか)
第5章 社会保障財源獲得は可能か(日本の社会保障と公共事業予算;止まらない大型公共事業の実態 ほか)
著者等紹介
本田宏[ホンダヒロシ]
1954年6月16日、福島県郡山市生まれ。医師(外科医)。NPO法人医療制度研究会副理事長。前埼玉県済生会栗橋病院院長補佐。1979年弘前大卒後、同大学第1外科。東京女子医大腎臓病総合医療センター外科を経て、1989年済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長、2001年同院副院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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