目次
第1章 新制度の本格実施までにしなければならないこと
第2章 大都市における保育の現状と課題―待機児童ゼロを目指す大都市・名古屋
第3章 二〇万人都市における保育の現状と課題―地域を重視した保育の実践・岸和田
第4章 過疎地における保育の現状と課題―新制度を過疎地にどう生かすか・高知
第5章 市町村の子ども・子育て支援事業計画で重視する点
第6章 本格実施までのスケジュールと考えておくこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
2
2015年から本格的実施となる子ども・子育て新制度に対して、その本格実施までに住民や子どもの最善の利益を守るために、何をする必要があるのかを解説的に書かれた本です。公共的な保育を守るためには、公的責任がしっかりと果されなければなりませんが、そのためには一番いいのは「新制度」は廃止することだと僕は思います。そのうえで、たとえ廃止できなかったとしても、公的保育を守り、保育の公共性にふさわしい施設のあり方は考えなければなりません。この本を手に、よく議論することが大切だと思いました。2014/01/13