内容説明
“町内会の底力”。分権の時代だからこそ、町内会は求められている。
目次
町内会とはどういう組織か
町内会をどう見るか―立ち位置によって見え方が違う町内会
町内会における自治の二側面―住民自治の諸相
地域での共同の暮らしの組織―機能の包括性の意味
町内会と自治体行政との関係
地域生活の変化と住民組織の主体性
地域課題の拡大とコミュニティづくり
町内会の下部組織と上部組織
町内会とNPOの協働
町内会・自治会脱退の自由の意味
町内会の運営の刷新
町内会の活動の刷新
行政からの自立と協働
地域内分権と住民代表性―地域自治区を考える
地縁型住民組織の可能性
著者等紹介
中田実[ナカタミノル]
愛知江南短期大学学長。1933年、愛知県生まれ。1969年から名古屋大学助教授、教授、1997年から愛知学泉大学教授を経て現職。名古屋大学名誉教授。専門は社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
43
図書館除籍本。本書は町内会をどうするか、という問題を提起している。そして、解決策として、生活地自治体という自主的自治体を下から構想、構築することを説く。だが、市町村合併を経て、わがまちは無投票当選の町長。そして、議員もまた、町長と同じ地区や学閥でつながっている。そんな自治体だからこそ、町内会がちゃんとすべきだ。だが、実際は、住民説明会に自治協議会長が傍聴すら来ない。それは、学閥だから。 2021/11/10
休止中
1
町内会の五つの基本的性格を理解できた。 町内会の運営の刷新に関して考えどこです。2012/07/16