出版社内容情報
5代将軍「雷小僧」綱吉の気まぐれな振る舞いに震え上がる幕閣。そんな時代に頭角を現した、蝦夷・松前から分家した旗本の生きる道。「雷小僧」綱吉に仕える御側用人の牧野成貞と、江戸町奉行の北条氏平を叔父に持つ旗本の松前八兵衛嘉広は、御目付に抜擢されて、無軌道なご政道と陰湿な策謀を目の当たりに。豪商が幅を利かせる一方で困窮する御家人を憂う八兵衛は、幕政を担う武士たる者として泥沼に飛び込む覚悟をつける。<文庫書下ろし>
土居 良一[ドイ リョウイチ]
著・文・その他
内容説明
「雷小僧」綱吉に仕える御側用人の牧野成貞と、江戸町奉行の北条氏平を叔父に持つ旗本の松前八兵衛嘉広は、御目付に抜擢されて、無軌道なご政道と陰湿な策謀を目の当たりに。豪商が幅を利かせる一方で困窮する御家人を憂う八兵衛は、幕政を担う武士たる者として泥沼に飛び込む覚悟をつける。
著者等紹介
土居良一[ドイリョウイチ]
1955年北海道札幌市生まれ。札幌市立旭丘高校卒業。アメリカに留学後、’78年『カリフォルニア』で第1回群像新人長編小説賞を受賞。’85年『夜界』で第19回北海道新聞文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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