河出文庫<br> ペンギンが教えてくれた物理のはなし

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河出文庫
ペンギンが教えてくれた物理のはなし

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309417608
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0145

出版社内容情報

動物に記録機器を付ける「バイオロギング」が明かす驚きの姿。第68回毎日出版文化賞受賞作。若き生物学者圧巻のフィールドワーク!

内容説明

ペンギン、アザラシ、クジラにサメにアホウドリ…大自然を生き、その生態が多くの謎に包まれた野生動物たち。彼らに直接記録機器を取り付ける「バイオ(bio=生物)+ロギング(logging=記録)」によって明らかにされた、驚きの姿とは?若き生物学者が七転八倒しながら動物たちの背景にある物理メカニズムを読み解き、進化的な意義に迫る!第68回毎日出版文化賞受賞作。

目次

第1章 渡る―ペンギンが解き明かした回遊の謎(「動物はどこに、何しに行くの?」;ミズナギドリの終わらない夏 ほか)
第2章 泳ぐ―遊泳の技巧はサメに習う(マグロは時速一〇〇キロでは泳がない;薄気味悪いニシオンデンザメ ほか)
第3章 測る―先駆者が磨いた計測の技(バハマの悲劇;最初のひとしずく―生理学の巨人、ショランダー ほか)
第4章 潜る―潜水の極意はアザラシが知っていた(「ぺんぎんは、なんでもぐるのですか?」;ダイビング界の雄、ウェッデルアザラシ ほか)
第5章 飛ぶ―アホウドリが語る飛翔の真実(離島での飛行百景;縦横無尽の機敏性―グンカンドリ ほか)

著者等紹介

渡辺佑基[ワタナベユウキ]
1978年生。国立極地研究所准教授。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。野生動物に小型の記録計を取り付けるバイオロギングという手法で魚類、海鳥、海生哺乳類の生態を調べている。東京大学総長賞、山崎賞受賞。『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』で第68回毎日出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

36
『進化の法則は北極のサメが知っていた』が素晴らしかったので、こちらも読んでみました。バイオロギングという計測手法は、アルゴシステム、ジオロケータ、ポップアップタグなどを駆使して、これまで観察できなかった生物の生態を明らかにしていきます。実証的な成果により定説が更新されていく様を現場から伝える、理論よりも研究者が悪戦苦闘する生物の観察記の印象を残します。しかし、読者に読んでもらおうとする工夫の一方で、端々から伝わるのは極端な事例における共通点こそ生物にとって重要な要素なのではないかという理論的な裏付けです。2021/08/04

ホークス

34
元本は2014年刊。YouTube『ゆる言語学ラジオ』で知った本(「象は鼻が長い」の回が面白い)。ペンギンやアザラシに装置を取り付けて行動を調べる研究の話。物理は大嫌いだけど本書は楽しい。方法や洞察を突き詰めていけば、自ずと物理の問題が出てくる。装置を手作りし、野生動物に付けては回収する試行錯誤が果てしなくて大変。中でも最近、鳥の飛ぶ原理がじつは飛行機と本質的に違うと判った話がすごい。羽ばたき飛行では、翼の根元から先端に向かって空気の渦が動きながら翼を持ち上げると言う。「へー」と言い続けてしまった。2026/03/05

やっちん

15
バイオロギングがクソほどの役にも立たないことが分かる。2022/01/18

Amano Kentaro

15
他の本で読んだ内容なので目新しさは無く、著者独自の切り口というほどでもない。 論理が飛躍する箇所が散見されており、課題図書に選ばれたのには理解に苦しむ。2022/01/14

hatman

14
バイオロギングによる動物の生態フィールドワーク奮闘記。仮説とデータ取得方法を決めな、装置の小型化、動物への取り付け、回収をフィールで実施。マグロの速度は7km/h程度なのは驚いた(過去は、測定方法が確立されていないため釣り糸を用いた外的要因が入り込みむ余地多数)。マンボウがペンギンと同じ泳法で一般的な2.5km/h。「先駆者に必要なのは、現実的な問題解決能力と10年先を見通す洞察力、進むべき方向に進んでいるか自問自答の反復 」はどの分野にも適用できる本質であり同意。 この分野、面白い。リトルレオナルド社。2023/01/01

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