内容説明
指定管理者制度には、地方自治法にいう請負(兼業)禁止規定の適用さえなく、制度の運用はすべて自治体に委ねられている。では制度の公正性、透明性を確保するにはどうしたらよいか。首長や議員などの兼業禁止規定や情報公開など、指定管理者条例に盛り込むべき住民統制のしくみを実例に即して解説する。
目次
1 指定管理者制度はブラックボックス
2 指定管理者の指定制限
3 指定管理者の指定手続
4 指定管理者と情報公開
5 指定管理者と個人情報の保護
6 民間開放に住民統制を
著者等紹介
斎藤文男[サイトウフミオ]
1932年和歌山市生まれ。京都大学法学部卒業、大阪市立大学大学院修士課程修了。1961~69年、九州大学教養部・法学部で教鞭をとる。専攻は憲法・行政法・マスコミ法。九州大学名誉教授。FBS福岡放送ニュースコメンテーター。政治倫理・九州ネットワーク顧問。各地の政治倫理条例づくりや情報公開、個人情報保護などの市民運動にかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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