目次
第1章 日本の食と子どもたちをとりまく条件(日本の食と農業政策は;「少子化」と食育への期待;「健康に不安」の時代―不安が対症療法に追い込む;労働をとりまく環境と若者たちの職)
第2章 日本農業の変化と食育の視点(農村直売所の成長とJAの変化;農業の教育力と「食育」の視点;「食育基本法」を読む―学校での食育と関連させて)
第3章 行政も農業も「地域」を見直して学校給食にたどり着く(鳥取県の地産地消戦略―草の根運動に県庁内が一丸となって;群馬県高崎市の学校給食―地域の協働と食育とが結びついて ほか)
第4章 学校給食の民間委託の実際は―船橋市職「学校給食委託検証プロジェクト」に参加して(「委託検証プロジェクト」を始めるきっかけは?;検証作業の内容とそこからわかったこと;財政分析からわかったこと;「プロジェクト」の結果をこうみる)
終章 現場力に期待して
著者等紹介
竹下登志成[タケシタトシナリ]
1949年千葉市に生まれ、現在も生家に住む。福島大学経済学部卒。1974年、自治体問題研究所入職、以後『住民と自治』編集や数々のイベント企画、調査研究に携わり、2001年から同事務局長・常務理事。最近は学校給食の問題に取り組み、2000年、各地のユニークな実践を紹介した『学校給食が子どもと地域を育てる』を著し、2002年には「全国学校給食シンポジウム」(同実行委員会主催)のコーディネーターを務める
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