内容説明
片田舎の小さな図書館に、一匹のネコが住んでいました。本の山に囲まれて毎日を送る彼は、大の読書家でした。多くの本を読むうちに、いつしか彼は、図書館の外の世界に思いをはせるようになりました。そんなある日、彼の住まいである図書館が新しい建物に移動するらしい、という話を耳にします。いよいよ、新しい世界への出発の時がきたのです!本を運搬するために、頻繁に大きなトラックが出入りするようになりました。彼は何とかそのトラックに潜り込もうと決心し、ついに飛び乗るのですが…。
著者等紹介
みやかわけんじ[ミヤカワケンジ]
ブラジルに生まれ、1962年に来日しました。その後およそ40年に渡って日本各地を訪ね歩き、多くの人々、様々な逸話に出会いました。現在は、東京で出版業に専念しています
たばたごろう[タバタゴロウ]
1954年、長崎県生まれ。1988年より香川県丸亀市にて、「切り絵」による優れた作品を多く生み出しています。展示会も数多く開いています
おのみちよ[オノミチヨ]
埼玉県在住。新世研主催の第8回絵本翻訳コンクール(春)の課題図書である『としょかんのねこ』作品で、見事に最優秀賞を獲得しました
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
14
田端五郎さんの絵を楽しみました。新しい世界に移っていくネコの気持ちも感じました。でも、ストーリー的に不思議な感じがしました。 図書館と出版社って、直結していないですよね。 図書館に本を搬入するまでに、いろんな業者が入るはず。 図書館の移転ならば、全く別の話。 絵本好きの図書館屋としては疑問符が。 2022/02/13
なゆた
0
ねこと本が気に入って図書館で引っ張り出してきた本。図書館に住む猫が、本を読んで世界に憧れ、冒険に出るお話。切り絵が味があります。(2歳8か月)2017/09/17
みらい
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【図書館】図書館にねこが住んでるって結構すごい光景だと思う(笑)2015/02/11
monotane
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ルドルf…いや、なんでもないです。2013/02/17
2020neko
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☆☆☆☆★4/近図。季節の本(としょかん)2009/04/11