内容説明
1972年の復帰から40年を迎える今―。沖縄が日本の国家的枠組みに編入されていく過程を厖大な資料を読み解きながら検証する、著者渾身の論考。
目次
戦後日本における沖縄の「祖国復帰」という出来事
第1部 国土意識再編と沖縄の「復帰」(国土意識の再編過程と沖縄の例外化;「復帰」前後における沖縄認識の変容)
第2部 「復帰」の複層性(沖縄戦の記憶の変容;文化的多様性としての沖縄へ―沖縄修学旅行の調査検討から;沖縄における沖縄認識の「現在」―琉球・沖縄史学習の調査検討から;「復帰」をめぐる企て―「沖縄病」に表れた沖縄受容の作法)
著者等紹介
高橋順子[タカハシジュンコ]
1974年、埼玉県生まれ。2008年、日本女子大学大学院人間社会研究科博士課程後期単位取得退学、博士(学術)。日本女子大学現代女性キャリア研究所PDをへて、現在、日本女子大学人間社会学部助教。早稲田大学「琉球・沖縄研究所」客員研究員、法政大学「沖縄文化研究所」国内研究員。専門=社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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