内容説明
モノづくりの原点というべき素材産業。技術立国日本の素を支えてきたその現場についての、三年以上の長期に渡るルポルタージュ。取り上げた素材について、さらに理解を深めるための関連する展示施設や産業遺産、インターネットのサイトなどを紹介した「ガイド」も多数収録。
目次
鉄―文明と共に成熟し続ける素材
塩―生命の根源物質
ガラス―日常生活の必需品
水―自然と生命の源
アルミ―暮らしを支える素材
チタン―先端を行く実用金属
絹―近代日本を支えた伝統の素材
紙―文化を支える素材
化学繊維―進化し続ける素材
プラスチック―生活を変えた素材
総括―素材の来た道と未来
著者等紹介
武田徹[タケダトオル]
ジャーナリスト・評論家、1958年生まれ。国際基督教大学(ICU)大学院比較文化研究科博士課程修了。社会史、文化史の手法を取り入れたルポルタージュ、評論を中心としたジャーナリズムの実践と、情報化社会におけるジャーナリズムの位置付けの研究に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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おたきたお
0
ものづくりの現場をルポした著作。雑誌連載を本にまとめたものであるが、全章定められた文章量でまとめられ、導入部は自らの想いや体験を枕文として書かれているところに著者自身の「職人技」を感じた。本題はタイトルの通り。ところどころに常識から外れた意外な面がトリビア的に見え隠れするが、その描き方もまとまっている。個人的には鉄鋼と国家の歴史、絹織物と人間の関わり、ティッシュのものづくりへの拘り(合併後も作り方が違うらしい)が印象に残った。2006/03/14
Riko
0
図書館で借りた2010/05/20
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