出版社内容情報
《内容》 この30年間で、「拒食症」罹患者は、社会背景も手伝って症例の増加や病態の変化が見られ、広範囲に蔓延するようになった。また拒食症患者が過食症に移行する例も増加している。社会的因子、生物学的因子を踏まえ14項目を選択。27名の専門家による執筆。拒食症・過食症を診療する方にとって読んでおきたい書。
内容説明
ここ数年“拒食症・過食症”の患者が急増し、その病態にも変化がみられる。現在、各診療施設ではどのように対応しているか。各施設の現状を捉え、本症の診療に役立てた。
目次
摂食障害の治療―認知行動療法を中心に
摂食障害に対する治療の現在
強迫性の強い神経性食欲不振症遷延例の治療―『強迫的防衛』への治療介入
入院による行動療法
摂食障害の臨床
人格障害を合併する難治性摂食障害患者の治療
摂食障害の治療の実際
摂食障害の治療のセッティングと治療選択
摂食障害の治療戦略―治療継続の工夫と家族へのアプローチ
小児期~思春期の体組成・ボディーイメージの変動からみた摂食異常症
小児科領域における摂食障害
神経性食欲不振症
産婦人科に来院する摂食障害患者
摂食障害の治療における臨床心理士の役割