内容説明
本書は、「痛み」のメカニズムの理解のために、痛みの伝達系、シナプス伝達物質の概要のほか、痛みの評価について総論にまとめた。疾患の各論は利用しやすいよう、疾患別と部位別の二本立てとした。診断における注意点として問診や初期症状などは、ポイントをついた具体的な内容を目指した。治療では、薬物療法は非ステロイド性抗炎症剤、副臀皮質ステロイド剤のほか、有用な薬剤である睡眠導入剤、抗不安剤、抗うつ剤、抗痙攣剤など、鎮痛補助剤についても取り上げている。神経ブロックに関しては、局所麻酔薬の作用機序、特性などの基本知識のほか、整形外科領域でよく施行される神経ブロック療法の実際、合併症についてもカバーしている。また、よく利用される治療法である物理療法、運動療法、装具療法についても記載した。
目次
1 痛み総論
2 疾患各論(骨折・打撲・捻挫;スポーツ障害 ほか)
3 部位別各論(肩関節;肘関節・前腕 ほか)
4 治療法(整形外科領域における鎮痛剤;局所麻酔薬と神経ブロック療法 ほか)
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