出版社内容情報
《内容》 本書は1985年に初版を刊行され失行の観察を行う臨床の現場で活用されてきた。高次の動作性障害の臨床は、その複雑な臨床症状を正しく評価することからスタートするが、各臨床家が共通の尺度を用いて評価した結果を持ち寄り検討することが症状の分析と治療法の確立に欠かせない。高次の動作性障害のリハビリテーションのさらなる充実、発展のため,新たな記録用紙を追加した本改訂版が役立つものと確信している。
内容説明
個々の患者における動作の臨床観察を、統一された形で実現することを目的として作成された検査法。今回の改訂にあたって、新たな様式のプロフィルを追加、麻痺や失語の影響、誤反応得点の算出、プロフィルの記入の3点を反映させた。
目次
1 高次動作性検査の作製方針
2 検査法作製の概要
3 完成版「標準高次動作性検査」実施成績
4 標準高次動作性検査の概要
5 各検査の内容と問題
6 症例の検査結果
7 資料(項目選択のための統計分析;失行、非失行、非脳損傷群別成績;年齢別成績;失行タイプ別成績)