Le livre de luciole
『死者』とその周辺

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879958976
  • NDC分類 953
  • Cコード C1397

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nranjen

5
面白かった。特に『死者』は全体構成が非常にわかりやすく、文章も荒々しくて鋭くて(原文読んでみたい)、物語の構造もすっきりしている。死を前にした生の、性の祝祭。『ジュリー』も面白い。自殺未遂の男、酔っ払い娼婦、狂った女、それをひきたてるような父親と召使い。狭い空間にジュリーの生々しさが充満し、物語をつきすすませている。『ルイ30世』はいまいちよくわからない感じの断片だったけど、バタイユの美には汚れが必須であることはよくわかった。2019/03/17

保山ひャン

1
バタイユの「『死者』とその周辺」を読んだ。「死者」はバタイユの中でも読みやすくて面白い小説で、今回訳出されたのは、従来の伊東守男訳(ポヴェール社版)、生田耕作訳(アルルの風社版)とは異なり、タデ・クロソウスキーが底稿として採用したガリマール~プレイヤード版。他に、「盲目のアリスティド」と題された序文と、「死者」の続編「ジュリー」(自殺未遂男と酔っぱらい女と気の狂った女の三つ巴の物語)、詩と散文の「ルイ30世の墓」、「死者」の刊行に関わって編集者に宛てた「パリゾへの手紙」が収録されている。2014/09/04

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