感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
くり坊
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            『ベオグラード日誌』を読友から紹介されて、注目している詩人・山崎佳代子さん、初読み。タイトル買い。 詩集は咀嚼・消化にとてもとても時間がかかるので、感想はまだまとめられませんが、初見印象は「強靭さ」。子どもの情景や生活風景を扱っても、甘さが出ず、キレがある感じ。頭韻のリズムが心地いいものがいくつか。 詩歌は、ちょっとヘタれたところや、お茶目な雰囲気があったりするものが好みなんで、この本は手強いかも。2014/04/24
          
        うさぎや
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            戦争の記憶。遠い光に、散らされて。それでもなお残る。続いている。断片的に言葉は綴られる。2010/10/12
          
        n_kurita
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            山崎さんの詩はいつも素朴なことばを用いながらも瞬間瞬間を繊細に、そしてこれ以上ないほど的確に切り取って手渡してくれる。この詩集もそうだ。しかしそれだけではなく、「ひとときも逃さない」という強靭な精神力のようなものを感じた。繊細なだけじゃない、意志の強さがことば自体の胆力にもなる。ちなみに「みをはやみ」は百人一首にある句で「今は別れても、また必ず会おうと思う」という意味らしい。本書の『トロイメライ』でも「また会いましょう」と記されている。誰だって愛おしい人にまた巡り会いたい。愛おしい本にも何度でも会いたい。2025/10/07
          
        おとむらい
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            こんなシンプルな詩なのにひねくれた自分にも届くくらい良かった。一冊を通して、伝えようとする構成が詩集を素晴らしくしていたのです。2025/04/06
          
        


 
               
               
               
               
              


