内容説明
本書は、人間のさまざまな面を動物に託して描いた寓話集である。
著者等紹介
モンテロッソ,アウグスト[モンテロッソ,アウグスト][Monterroso,Augusto]
1921年、ホンジュラス生まれのグアテマラ人。小学校中退後、市場の肉屋で働きながら独学、仕事から離れることができる時間のほとんどを読書にあてた。44年にメキシコに政治亡命。2003年に歿するまでメキシコを拠点に作家活動をつづける。2000年にプリンシペ・デ・アスツーリアス文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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渡邊利道
2
動物寓話集。ギリシャなどの神話や古典的な文学作品などに材を取ったり取らなかったりする皮肉っぽくて暖かい短いお話がいろいろ。作家についての苦いお話も結構ある。のんびり読んでいたらいつの間にか読み終えてしまった。2019/09/23
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1
風刺や皮肉って己が「風刺する」「皮肉る」という行為そのものへの諷刺的な、皮肉な目線を持ってない奴がすると本当に目も当てられない(変な顔して悪口言って叱られたら「ブラックユーモアの分からない人は困りまちゅねー」とか言うアレな生物いるじゃん…)のだが、本書収録の何編かくらい解りやすくはっきりと「風刺する事を風刺した」作品てはじめて見た気がする。作品自体の好き嫌いはさておいてこの「悪意」は非常に好もしい。2013/03/19
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